http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120713_546766.html
「富士フイルムは13日、「ネオパンSS」など一部黒白感材の生産を終了すると発表した。また、黒白写真処理薬品の全品種について2012年9月から3割程度の値上げを実施する」(デジカメWatch)
ああ、ついにそんな日が来たのかと。ショックというよりは感慨深いものがこみ上げた。小学生時代、天体写真を撮ったのはこのフィルムだった。近所の写真屋さんに増感現像をお願いして。そのうちに現像タンクを買い込んで、自宅の押し入れでフィルムを交換したりしていたなあ。現像バットやら薬品を買い込んですっかりはまったものだ。トライXは高価でとても手が出なかった。望遠鏡など欲しい機材がたくさんあったが、小遣いではどうにもならず新聞配達のアルバイトしたりした。今ならフィルムで撮るならプロビア400Xとか使うだろうし、ネオパンという選択肢はない。デジタルで撮った方が勝負が早い気もするし。それでもネオパンSSと聞くと、タイムスリップしたような不思議な感じがするのだった。