富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、写真感光材料製品の一部製品を、当社の在庫がなくなり次第販売終了とさせていただきます。 銀塩フィルムの市場が縮小を続ける状況下、今後も製品ラインアップの見直しや生産効率化を行いながら、継続して写真フィルムをご利用いただける体制づくりを進めてまいります。 http://fujifilm.jp/information/articlead_0129.html
富士フィルムから、ひっそりと一部製品販売終了のアナウンス。リバーサルではアスティア100F、センシアⅢ100、タングステン光源用フィルムなど。アスティアはポートレイト写真、センシアは医療・学術用途に多く用いられ、正確な色再現が特徴。タングステン用は建築写真、絵画の複写撮影に特化していた。いずれの分野も、年月を経てさすがにデジタルカメラに代替されたということか。DSLRが高精細な画像を吐き出すようになれば、コスト面からも使わない手はない。スキャナーも加えれば、博物館・美術館などでもデジタル化が完了ということになる。
リバーサルといっても、ベルビアとプロビアくらいしか使ったことがない。山には防塵防滴のカメラか、XZ-1のような軽量級しか持っていかなくなったので、OMの出番も減った。E-P3とかに誘惑されるが、さすがに「これ以上ボディを増やしてどうする」とブレーキがかかる。とりあえず、現像済みのフィルムから何枚かスキャナー(透過原稿ユニット)に読み込み、デジタル化してみた。センシア追悼の想いを込めて。
デジタルカメラでの画質の向上とともにフイルムカメラの使用頻度
が下がってきましたから、フイルムの種類が減っていくのは仕方の
ないことかも知れませんが残念ですね。
たまにフイルムの色が恋しくなり使用することがあるのですが、新
宿のビックカメラやヨドバシカメラに出かけてもフイルムかカメラ
コーナーの隅に追いやられたような状況。
しかもフイルムを選ぶというほども種類がありませんね。コダクロー
ムとかも廃盤になったのか見かけませんし。
富士フイルムの「第4の感色層」などが売りだったはずのフイルム
も見かけません。
このままフイルムが消えていかないかと心配になりますね。
でも、最近ではフイルムを使った トイカメラ が人気があるのだ
とか。
それに合わせてか、最近販売されているフイルムの傾向として彩度
の低いフイルムが多くなったように思います。
ところで、このブログに掲載されているフイルムからの取り込みは
どのようなスキャナーを使用されているのでしょうか?
フイルムスキャナーなど本格的なものを使われているのでしょうか。
綺麗に読み取りできていますね。
Yasu-kunさん、こんにちは。フィルムは愛用のものを今のうちにストックしておいた方がよさそうですね。
お尋ねのスキャナーはEPSONのGT8700Fで、2000年発売という旧い機種です。透過原稿ユニットとPhotoshop 5.0LEが付属しているのが魅力で購入しました。まだまだ現役ですが、接続しているPCも非力なので3200dpiで読み込みました(最大12800dpi)。一応、ごみ取りオプションをかけましたが、等倍で見るとフィルムかガラスについたゴミが見えましたので、Photoshop CS5の修復ブラシツールでレタッチしてあります。NikonやMinoltaのフィルムスキャナーがあれば便利だな、と思います。ただ、リバーサルはライトボックス上でルーペで眺めているのが一番幸福なような気もしますね。