ポジ写真(富士山八合目)

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 富士登山では、荷物に三脚と銀塩カメラがあった。山頂まで担ぎ上げるには荷が軽い方が楽だ。今迄せっかく持って登っても、雲に覆われたりして撮れた試しが殆どないだけに迷ったが、持って行って正解。富士山五合目は天体写真のメッカだけれど、さらに上の八合目の山小屋付近で撮影出来た。まずは、裾野の富士吉田市街の夜景から。宿の「元祖室」から少し上の登山道脇に三脚を立てて、撮影してみたのだが。参ったのは、日没後もヘッドランプを装着した登山者が切れ目なく登って来ることだ。もっと上の山小屋目指して、引きも切らずにやって来る。北天の星野に向けられたOM-2SPと28mm F2.8で固定撮影中も、せめて5分はバルブ撮影したいが、1分おきくらいの頻度で登山者がやって来る。懐中電灯やヘッドランプの光が入らないよう、その度にレンズを手で覆わねばならなかった(笑)。そのため綺麗な弧を描かず点と円弧になったりしている。これは富士山以外の山では考えられない。普通は山小屋で日が暮れたら、そこから登る者は誰もいない。特に山小屋が多い吉田口特有の現象かも知れない。
 フィルムは、この日のために用意したフジの「プロビア400X」(1段階増感)。粒状性もかなりいい。今後の課題はデジタルでの撮影。コンポジット合成するなどしてノイズを取り除けば、フォーサーズでも何とかいけるかと。

P9083891.jpg

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2019年10月

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