2011年9月アーカイブ

日向薬師

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 曼珠沙華(彼岸花)といえば、日高の巾着田があまりに有名。一度は撮りたいと思っていた。しかし、観光バスまでやって来る観光地でもある。この三連休は大混雑が予想されたため、気分的に引いてしまった。画角に観光客が写り込むのは避けられそうにない。撮りたいポジションが得られるかも不明。というので、他の候補を探して伊勢原の日向薬師(ひなたやくし)に目をつけた。段々畑と曼珠沙華という、古典的な構図で撮れそうだ。福岡・浮羽の「つづら棚田」風に撮れたら上出来。
 登山じゃないのでゆっくり出掛けた。小田急の「丹沢・大山フリーパス」が使える。伊勢原駅北口から神奈中バスで25分ほど。山間の棚田に赤い花の群落が点在。赤い絨毯というわけにはいかないが、刈り入れが済んで干された稲藁の束とのコントラストがいい。いつか何処かで見たような景色なのだった。

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白い彼岸花

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 今年も、もう彼岸花の季節。ちょうど秋分の日に開いた。生物時計の精密さに脱帽。赤と白の他に、黄色というのもあるそうだが、まだ見たことがない。撮影はE-420+ZD25mm f2.8+EC-14で。ZD25とテレコンの組み合わせは海野和男さんの小諸日記がヒントで。マクロ撮影に具合がいい。合成焦点が35mmになる。海野さんは、これに魚露目を追加するそうだ。

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さらば、羊蹄丸

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 臨海副都心にある「船の科学館」は、気になる存在だった。東京ビッグサイトでの展示会に行く際、ゆりかもめの車窓から目に入るので、一度行ってみたいと思っていた。今般、9月30日をもってリニューアルのために閉館されることになった。同所の前面水域に係留中の青函連絡船『羊蹄丸』については、保存・展示を終了するということなので、これはぜひ撮っておくべきだと思った。昭和史を記録しておく、二度とない機会だ。
 撮影は晴れた日の午後。気温が上昇、蒸し暑い。閉館まで、通常700円の入場料が200円という特別料金だ。とりあえず、船の形を模した本館に入場してみる。展示物はなるほど、ちょっと古くさい。5Fのデッキ部分に立って、羊蹄丸と南極観測船『宗谷』を俯瞰で撮ってみた。煙突部分にある、旧国鉄のJNRマークが誇らしげだ。本館の展示は飛ばして、宗谷の展示を順路に沿って見て回り、後部デッキから撮影。すぐに羊蹄丸に移動。年月を経た存在感に打たれる。羊蹄丸は、1965年の建造。就航以来の総航海距離は400万キロメートル、のべ旅客数1,178万人を運んだ。1988年3月、青函トンネルの開通に伴って引退。かつて、北海道から青森に鉄道旅行した折にはすでにその姿はなかった。実際に連絡船に乗った経験はないが、青森港に係留中の八甲田丸を見た記憶がある。羊蹄丸に乗船、船室などの展示を見学。昭和30年代の青森駅前を再現したという一画が印象的。甲板に出て撮影したりしている内に閉館時間が迫り、名残惜しく羊蹄丸を下船した。

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丹沢主脈縦走

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 丹沢は、ヤビツ峠からの表尾根と大倉から鍋割山経由で登っているが、いずれも塔ノ岳止まりで、深奥部を極めていないのが気になっていた。今回、体力テスト?を兼ねて主脈縦走を計画してみた。通常は、大倉から登って蛭ヶ岳山荘で一泊、西丹沢か東野方面に下るようだ。東野からやまなみ温泉経由で藤野に出るオプションが人気という。急に暑さがぶり返したこともあり、東側で朝日をもろに浴びるバカ尾根登りを避けて、反対の東野から登ることに決めた。橋本駅北口6時20分発の三ヶ木行きのバスに乗車、月夜野行きに乗り換えて、7時40分東野着。ここから蛭ヶ岳迄の標準タイムは5時間20分。標高398Mから1200M余りを登る。途中、東海自然歩道の最高地点(1433M)を通過。姫次から大きく下り、度重なる上り下りを経て、地蔵平から一気に山頂に達する(標高1673M)。シロヨメナが満開。山頂直下は道志村方面の大展望だったが、山頂はガスに覆われてしまった。昼食を摂って丹沢山目指して出発。時折、ガスが晴れて眺望が得られる。尾根筋はちょっと肌寒いくらいだ。ナナカマドの実が色付いていた。15時30分、みやま山荘着。予定から1時間遅れているし、宿泊したい欲求に駆られる。ここは食事がおいしいのでも有名。しかし、日帰りを考えていたこともあって、次の塔ノ岳へ。数次の上り下りで、体力を消耗。尊仏山荘前で休憩するも、陽が傾いているのですぐに出発。大倉尾根を懸命に下り、最後はヘッドランプをつけて暗い登山道を急ぐ。19時30分、大倉バス停着。12時間、殆ど歩きづめの行程が終了。

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センシア終了

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富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、写真感光材料製品の一部製品を、当社の在庫がなくなり次第販売終了とさせていただきます。 銀塩フィルムの市場が縮小を続ける状況下、今後も製品ラインアップの見直しや生産効率化を行いながら、継続して写真フィルムをご利用いただける体制づくりを進めてまいります。 http://fujifilm.jp/information/articlead_0129.html

 富士フィルムから、ひっそりと一部製品販売終了のアナウンス。リバーサルではアスティア100F、センシアⅢ100、タングステン光源用フィルムなど。アスティアはポートレイト写真、センシアは医療・学術用途に多く用いられ、正確な色再現が特徴。タングステン用は建築写真、絵画の複写撮影に特化していた。いずれの分野も、年月を経てさすがにデジタルカメラに代替されたということか。DSLRが高精細な画像を吐き出すようになれば、コスト面からも使わない手はない。スキャナーも加えれば、博物館・美術館などでもデジタル化が完了ということになる。
 リバーサルといっても、ベルビアとプロビアくらいしか使ったことがない。山には防塵防滴のカメラか、XZ-1のような軽量級しか持っていかなくなったので、OMの出番も減った。E-P3とかに誘惑されるが、さすがに「これ以上ボディを増やしてどうする」とブレーキがかかる。とりあえず、現像済みのフィルムから何枚かスキャナー(透過原稿ユニット)に読み込み、デジタル化してみた。センシア追悼の想いを込めて。

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ジンギスカン

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 この時期、なぜか新宿のデパートで「北海道展」が集中して開催中。小田急、京王、伊勢丹と3店の内、小田急百貨店の催事場に出掛けてみた。ターゲットは松尾ジンギスカン。厚真ジンギスカンと並んで、北海道民御用達のブランドだ。北海道でBBQといったら、通常はジンギスカンだ。花見の季節など、あちこちの桜の下でモクモクと煙が上がっている。時に無性に食べたくなるのだが、新宿あたりでもなかなか売っていない。だから、北海道展は絶好の機会だ。本場物を試食して購入したい。せっかくだから、マトンでなく柔らかいラム肉で。生のラム肉とベルのジンギスカンたれの組み合わせもアリだが、今回は味付きのもので。漬け汁を野菜にもからめて調味できる。ジンギスカンとくれば、やっぱりビールということになる。サッポロの黒あたりをグビリとやりつつ。

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