丹沢は、ヤビツ峠からの表尾根と大倉から鍋割山経由で登っているが、いずれも塔ノ岳止まりで、深奥部を極めていないのが気になっていた。今回、体力テスト?を兼ねて主脈縦走を計画してみた。通常は、大倉から登って蛭ヶ岳山荘で一泊、西丹沢か東野方面に下るようだ。東野からやまなみ温泉経由で藤野に出るオプションが人気という。急に暑さがぶり返したこともあり、東側で朝日をもろに浴びるバカ尾根登りを避けて、反対の東野から登ることに決めた。橋本駅北口6時20分発の三ヶ木行きのバスに乗車、月夜野行きに乗り換えて、7時40分東野着。ここから蛭ヶ岳迄の標準タイムは5時間20分。標高398Mから1200M余りを登る。途中、東海自然歩道の最高地点(1433M)を通過。姫次から大きく下り、度重なる上り下りを経て、地蔵平から一気に山頂に達する(標高1673M)。シロヨメナが満開。山頂直下は道志村方面の大展望だったが、山頂はガスに覆われてしまった。昼食を摂って丹沢山目指して出発。時折、ガスが晴れて眺望が得られる。尾根筋はちょっと肌寒いくらいだ。ナナカマドの実が色付いていた。15時30分、みやま山荘着。予定から1時間遅れているし、宿泊したい欲求に駆られる。ここは食事がおいしいのでも有名。しかし、日帰りを考えていたこともあって、次の塔ノ岳へ。数次の上り下りで、体力を消耗。尊仏山荘前で休憩するも、陽が傾いているのですぐに出発。大倉尾根を懸命に下り、最後はヘッドランプをつけて暗い登山道を急ぐ。19時30分、大倉バス停着。12時間、殆ど歩きづめの行程が終了。
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2019年10月
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