2007年8月アーカイブ

福岡最終日

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 所用というのは、実は親類の結婚式。そのために帰福したのだが、披露宴が済むと場所を変えてお決まりの酒宴。久し振りの顔が集うと、延々と話の種は尽きない。夜遅くまでだべってしまった。二日目の夜は実家に宿泊。翌日東京に帰るが、せっかく来たのだからと自分で勝手にオプショナル・ツアーを設定(笑)。朝早くに福岡空港からレンタカーを借りて、県西北に位置する糸島半島を目指す。目的地は志摩町の二見ヶ浦。屈指のダイビング・スポットだ。福岡に居住していた頃は、夏になると幾度も通ったものだ。今回、久しぶりにどうしても二見ヶ浦の海に潜ってみたくなった。都市高速に乗って西へ。博多ン者は運転が荒いね。みんな、飛ばす飛ばす。荒戸大橋を渡るのが好きだ。まるで天を走っている気分に浸る。右手には能古の島、志賀島など玄海の島々。左手には湾内の倉庫群を見下ろす。午前9時過ぎに現地に到着。美しい浜は少しも変わらずにそこにあった。E-1で撮影した複数の画像をLIGHTROOMから出力。PhotoshopCS3のPhotomergeでサクサクとパノラマ化してみた。

 現地のロケーション。ご参考まで。

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 シュノーケルの3点セットをつけて潜ると、驚くほど透明度が高い。こんなにきれいな海だっただろうかと改めて驚いた。今年は真鶴にも式根島にも渡ったわけだが、一番美しい海と断言できる。第一、浜が汚れていない。俗化もしていない。波に洗われる砂もきれいだ。遠浅の海を夫婦岩に向かって泳ぎ出す。魚もいるいる。凄いぞ。真鶴にも負けていない。魚種も豊富。ハゼやイシモチ、ヒラメなどなど。フグもいる。いつもは岩の周囲に数人のダイバーがいるのだが、今日は朝が早いせいか誰もいない。夫婦岩の裂け目は深く切れ込んだディープ・ブルーだ。アオリイカのファミリー?が漂っている。二つの岩を頂点に8の字を描いて周回してみる。岩礁が波除になってくれる南側と違って、北側はもろ玄界灘の外洋だし波も大きい。潮流もあるので、真剣に泳いだ。北側は浜から死角でもあるし。あっという間に楽しい時が過ぎた。10時半には終了。慌ただしく着替えを済ませて、玄海灘を後にした。うん?えらい強行日程やね。次に目指すのは百道浜。ぴんと来る人は来るかも知れない。そう、ヤフー・ドームが待っているのだ。もう、物好きというしかない。13時からの対ロッテ戦を観戦しようというのだ。チケットは既に入手している。1塁側。内野指定席A。レンタカーを途中で乗り捨て、バスでドーム前に到着。

 ホームだからと思い、1塁側にしたのだが。それだとゲートが正面から見て真裏で延々と歩かされるハメに。大きなリュックにE-1と交換レンズ3本。着替えにPCまで入っている他にフィンやらガーメント・バッグやら抱えているから大変なことだ。考えてみれば福岡ドームは全体がホームのようなもの。別に3塁側でも良かったのだ。ロッテの応援なんて左翼の一角だけなのだ。客席から見るゲームは臨場感極まれりって感じで興奮する。しかし、試合の方はこの日はダメダメだった。ひとり川崎選手が長打を放つなど活躍した感じ。

 松中はいいところで全く打てないし。ああ、小久保がいればなあって天を仰ぐのだった。小久保はまたまた骨折で戦列を離れたばかりだ。不運というしかない。小久保のホームランを見たいってのが動機だったんで・・・。試合は負けました。それは東京に帰ってから知ったこと。帰りの飛行機の時間が迫っていたので、3時15分頃には席を立たねばならなかった。最後にジェット風船の乱舞を見たのが、まあ慰めといえるのかな。

 その後2、3塁になって犠牲フライで1点入ったところまで通路から眺めて後ろ髪引かれる思いで帰ったのだが。帰路はまた大変なことに。ドーム附近には球場ばかりでなくアミューズメント施設も多くて、道路は大渋滞中。バスも中々停留所に来れない様子。やむなく炎天下を市営地下鉄唐人町駅まで歩いた。この日、福岡地方の最高気温33.7度。汗が出る出る。滴り落ちる。このまま地行の浜から海に飛び込みたい。

博多の夜

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 所用にて、博多に来ています。羽田空港の搭乗ゲートを通る時、なんか見覚えある顔だなと思ったら、何と千葉ロッテのバレンタイン監督でした(笑)。機内に移動すると、若くて体格のいいイケメン集団が占拠中。そう、ロッテの選手達でした。この土日、ヤフードームでSB戦があるのでした。博多も暑いです。博多といえば、中州でしょう。というわけで夜景。定番。

 博多といえば、屋台も有名。というわけでスナップ。雰囲気ありますね。ここで夕食をとったわけではありません。有名店である「一蘭」のラーメン券つきの航空券、ホテル宿泊がセットになったパッケージで来福(帰福?)したので。一蘭のもちょっと異色ではあるけれどまあまあということで。

 式根島の海。透明度は高い。スズメダイの仲間を多く見かけた。Optio W10でマーメイド・ムービー・モードで撮影。これはロクセンスズメダイ?


 
 これは大浦からちょっと離れた立地の、高台から眺めた泊海水浴場。こじんまりとしているが、離島ならではの野趣に溢れている。雰囲気のあるビーチだ。家族向けかな。

 ペルセウス座流星群を眺めた午前2時までは、満天の星空だった。安心してテントにもぐり込んで横になったわけだが。暑い季節でもあるし、蒸すのでフライシートはかけていない。まあ、高を括っていたわけ。夢見心地が破られたのは深夜。なんと、大雨だ。大慌てでフライシートを掛けようとするものの、焦っているものだから中々上手くいかない。他にもフライシートを外して寝たグループがあって、同じく大騒ぎしている。何とか張り終えたものの、ずぶ濡れになってしまった。テントの中もちょっと悲しい有様。低い部分に雨水が溜まったため、そこを避けて寝るしかなかった(笑)。


 式根島大浦のビーチ。流石に海はきれい。エメラルド・グリーンといってもいいかな。しかし、潜ると魚影は濃くなかった。何故かは知らない。ポイントから外れているのか?しかし真鶴で見られる多様な魚種に比べると、ちょっと物足りない。まあ、島にはそれを補って余りある自然が息づいているとはいえる。島に詳しいガイドに尋ねればもっといい結果が得られると思う。

式根島キャンプ

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 式根島に行って来た。去年、Tarzanの特集を見て以来心の片隅を占めていたが、東海汽船に問い合わせてみると、折よく(悪しく?)ジェット船のキャンセルがあるという。急遽出陣するとあってバタバタしてしまった。キャンプ道具は一応揃っているのだが、食材は?まあ、いざとなれば現地調達という手もあるし。出たとこ勝負という、いつもの癖だ。
 夏休みとあって、竹芝桟橋は賑わっていた。家族連れが多い。「セブンアイランド」に乗船、およそ2時間半の船旅で式根島野伏漁港に着いた。小さな島は「Dr.コトー診療所」を連想させる坂の多い地形。港からキャンプ場を目指して坂を上ると、大荷物(三脚を含む撮影機材、シュノーケルの三点セット、テントなど)なだけに玉の汗が噴き出した。

 大浦キャンプに着いてみると、あまりの盛況ぶりに驚いた。もうテントというテントでぎっしり。空いたサイトを見つけるにも一苦労。既に日は傾いているが、とにかくテントを張り終えて夕暮れの中、フィンを持って海に入る。テント設営で汗をかいた身に水温が心地よい。1時間あまり海を漂って撮影を続けた。
 この日はペルセウス座流星群のピークに当る日。その観測のために式根島を訪れた人もいたようだ。夜になると、満天に亘る天文ショーの開幕だ。何たる星空。煌めく宝石を散りばめたような輝き。あまりに星の数が多くて降って来るような圧倒的な伽藍だ。こんな星空、見たこと無い。その背景を流星がすーっと光っては消えて行く。天文少年だった昔を思い出しながらカメラを構える。ここで大失態が発覚。何とケーブル・レリーズを忘れてしまった。これじゃ、流星の写真は撮れない。仕方なく、bulbの代わりに60秒とかの設定で撮影を強行。本当は数分露光して、流星が出現したらシャッターを閉じればいいのだが。中々60秒のタイミングで星が飛んでくれない。


 
 写真左手に北斗七星、中央右に天の川が見える

 真鶴で撮った画像をLIGHTROOMでRAW現像。PTGuiに読み込んでパノラマ化。さらにQTVR MakePanorama2で全周パノラマにしてみました。画像にポインターを置いてぐりぐりして下さい。
☆OLYMPUS E-1 / 8mm Fisheye

 一度海から上がって、カメラをPENTAX Optio W10に変えて再び潜る。マーメイド・ムービーモードで動画を撮る。Optioの美点は、動画を30fpsで撮れること。カクカクしたムービーを見ないで済むのは有り難い。コンデジで30fpsというのはあんまりない。動画を撮れても15fpsというのが大半の筈だ。
 潜っていきなり、アオリイカが泳いでいるのに出くわした。ラッキー!しかも、二杯連なって。もしかしてカップル?

 今年も真鶴の海にいた。5日、気温は軽く30°を越え、太陽はじりじりと肌を焼いた。日曜日とあって、琴ヶ浜は結構な賑わいだ。といっても湘南海岸のような混雑があるわけじゃない。少し距離を取っただけで、海もきれいと思えるレベルだ。シュノーケルをつけて潜ると、魚影が濃いのが分かって嬉しくなった。まずOLYMPUS C-3100ZOOMに防水プロテクターをつけて撮影。2年目とあって操作にもすっかり慣れた。被写体をそう外さずにシャッターが切れるようになった。

生態系の多様さを無言で示す海。本当に豊かだ。管理が行き届いていて、密猟者もいないようだ。

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