2007年9月アーカイブ

 市川ソフトラボラトリーからSILKYPIX Marine Photography Pro3.0 Betaが公開された。水中写真専用のデジタル現像ソフトだ。この夏に海で撮りまくった写真が結構あるのだが、殆どは手付かずのまま放置状態。数撃ちゃ当たる式でシャッターを切ってみたものの、手ぶれ被写体ぶれに加え、遠慮なく波に翻弄されるため、納得のいく写真はなかなか撮れないのが現実だ。動画の方が見栄えがするので、HPにアップするのはQuickTimeムービーを変換したFlashVideoということになってしまう。スキューバで少し潜ればいいのだろうが、シュノーケリングというのは最も波の影響を受けやすいのだ。それに加え、撮影したデータを一覧した時に色が汚いという問題は確かにある。大半が緑色に転んでいる。色かぶりってやつですね。風景写真を並べた時との違いは大きい。風景写真の場合、カメラの設定のまんまで結構見られる写真が撮れることが多い。なるほど、水中写真の現像ソフトを使うというのは盲点だった。お任せで楽に現像できれば、水中写真に対するイメージも変わってくるかも知れない。
 実際に市川からDLして試してみた。ベータ版は30日間の期間限定バージョンだ。Marine Photography ProはSILKYPIX Developer Studio の現像エンジンを搭載しており、高機能な調整が可能だがここでは簡単にプリセットからダイバーズアイ(水中用)を使ってみた。陸上用デフォルト(原画)と比べると一目瞭然。さらに強力な色復元と濁り除去の機能もあって、かなり美しい仕上がりになった。まだちょっと触っただけだがかなりの可能性を感じさせるソフトだ。
(撮影地、福岡県糸島郡志摩町二見ヶ浦海岸)


(Before)



(After)

PTGui 7.2 PartⅡ

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 前回に続いて、過去のデータを拾ってQTVRの制作にチャレンジ。今回はこの夏訪れた式根島で撮影した写真を使ってみる。このケースでも三脚や雲台など使用していない。いや、三脚は一応持ってはいたのだが(笑)。まあ、何とかなるでしょうと。撮影は8mm Fisheyeを使って、水平方向360°を5枚に分割。あとは仰角約45°で4枚、−45°で4枚。天頂部は完全にカバーしているが、結果は?

sikine.jpg

PTGui 7.2

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 netOvenさんなど、QuickTime VR関係のサイトを辿る中、PTGuiが7.2にバージョンアップしていることに気づいた。いまだに6.0を使っていたのだ。なんて迂闊なんでしょう。早速PTGuiのサイトからDLしてみる。最新バージョンでは数々の機能アップがあるけれど、中でも飛び切り便利なのがQTVR converterの搭載だ。これは素材として読み込んだ元画像をステッチして出力する過程でオプションとしてQTVRに変換して保存してくれるというスグレモノだ。さらに一枚のフラットな画像として保存したものを読み込んで変換もしてくれる。これはいい。凄く嬉しい機能だ。今まではEquirectangular projection(正距円筒)、つまり全球パノラマイメージを平面投影した画像をPhotoshopに読み込んで、画像サイズを調整、カンバスの向きを変えて出力。それをOS9で起動したiMac G3でMakePanorama2を使ってVRを作っていたのだ。これは画像解像度(ピクセル)が4の倍数(短辺)、72の倍数(長辺)とかいう制限もあり面倒なものだった。しかもiMacとMacBook Proとの間でデータのやり取りもしなくてはならなかった。それがたった一発、Convertのボタンを押すだけでいい。あとはソフトがよきに取り計らってくれるのだ。
 実際に過去のデータを使ってちょっと作ってみよう。ちょうど二見ヶ浦でパノラマ用に撮影した画像があった。PTGuiでの設定はLens typeをFulframeにするのとFocal lengthを8mmにするくらいだ。あとは自動でソフトがステッチしてくれ、QTVRまで制作してくれる。そして結果は?

pano.jpg


あっという間にCubic VRの完成だ。天頂部と足下は撮影していないのでデータそのものがない(黒い箇所)。これは元々Cubicにする意図もなかったので。それでもソフトがここまでやってくれるのだ。残念ながら手すり部分に破綻が見られた。ここはカメラに最も近く、誤差が出易い箇所だ。この時はノーダルポイントを合わせるどころか三脚すら使っていない。水平も出していない。ただ縦位置に構えてぐるぐる回ってシャッターを切っただけなのだ。まあ、修正し切れなかったのはやむを得ない。大雑把ではなく、機材をフルに使って撮影していれば破綻はしなかったと思われる。それで、次に画像をレイヤー別に出力。Photoshopに読み込んで、主に手すり部分をレタッチしてみた。その後QTVR converterで変換してみたのがこれ。手すりは繋がったものの、画像の両端の接合部が不自然になってしまった。空の色が明らかに違う。トーンだけなら、マスキングして何とか修正はできるだろうが・・。(OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 8mm Fisheye)

pano2.jpg

 神田小川町にあるオリンパスプラザに行って来た。言わずと知れたオリンパスのサービス拠点だが、行くのは初めて。七月に隅田川花火大会を撮影した折、撤収を焦っていてついリモート・ケーブル(レリーズ)接合部のキャップを落としてしまった。ころんと転がった先を探してはみたが。暗がりだから、さあ分からない。結局、諦めてしまった。まあ、なくてもどうなるものでもないのでそのまま使ってきたわけだが。やっぱり、あるべき所にあるべきものがないのは気になってしまう。E-1を購入した販売店に相談すると直接小川町に行って欲しい様子だったので、アキバに行くついでに寄ってみることに。JRならお茶の水が最寄り駅だ。聖橋口に出て、小川町方向に下っていくと右手にニコライ堂が見えてきた。

 神田は仕事絡みで何度も来ているし、ニコライ堂の屋根も遠望したことはあったが、正面から見上げたことはなかった。堂々たる建築に感心。ずっと坂を下って小川町交差点の際にあるNBF小川町ビルに入った。1Fがショールームになっているが、修理受付は2Fだ。先客は一人だけで、すぐに対応してもらえた。何しろ故障という故障でもないし、小さなネジを一つつけるだけだから修理申込書の記入も必要なく、すぐに終わってしまった。費用もたったの105円。1Fに降りてショールームを冷やかす。E-410用の防水プロテクターPT-E03を触った。小型軽量設計という触れ込みだがPT-010と比べるとずっしり重い。造り込まれていて、堅牢そのものといった感じだ。続いてギャラリーで岩永友宏氏の写真展「カシミール」を鑑賞。その後アキバに出て、ソフマップと閉店するLAOXザ・コンを覗いてから帰宅。

_9180796.jpg

iPod touchの可能性

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 Appleが発表したiPod touchに惹かれている。これはいいかも知れない。iPhoneが発売された時、電話機能を省いても使えるのではないかと思った。iPodの延長として考えれば、曲が聴けて写真もビデオも見れる。Mac OSXを搭載してSafariでウェブ・ブラウジングも出来るし、メールも可能だ。こんな多機能で便利なものならぜひ手元に置いておきたい。一家に一台ってやつですね。iPhoneが日本で発売に漕ぎつけるには随分と紆余曲折があるに違いない。何時になるかも分からない。それまでのつなぎとして考えてもiPod touchは悪くない。実際iPod nanoは使っているし。
 

中吉の人

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 オリンパスのズイコークラブに入っているのだけれど、今年は「残暑お見舞い特別企画!「おみくじ」で割引ポイントをゲット!「大吉」を引くと20,000ポイント!」なる趣旨のメール・マガジンが届いた。リンクをクリックしたところ、こんな画面が。

 「こんな企画、初めてだなあ」と思いつつ運試しにひとつ引いてみると。じゃーん、中吉でした。というわけで10,000ポイントを獲得。六つの中から選ぶのだから結構な確率でポイントが当たる。ちょっとしたことだが、嬉しくなってしまった。勿論、外れもあって「凶」は0ポイントなのだ(笑)。取得したポイントは、オリンパスのオンラインショップで買い物する時に割引ポイントとして利用できる。ただし、制限があって「注文合計金額の15%が上限」というのはアレだが。10,000円分使い切るには高額な買い物をしなくてはならない。もしくは何度も利用するとか。まあ、実際に使うかどうかはともかく暑気払いというか、気晴らしになったのは確かだ。わざわざこんな企画を立てたのも、今年中には発売されるというアレの予定があるからかな。ここらでユーザの気を惹いておかねばと思ったのかどうか。何しろオリときたら気を揉ませるばかりで外国でのニュースは漏れて来るものの国内発のイベントはさっぱりなのだった。そうこうするうちにキャノンはライブビューを搭載して来るし、ニコンはD200の後継機を発表するなど二強は流石の開発力を発揮。オリも企業規模ならニコンに負けてはいないが、イメージングはフラッグシップを開発するのも荷が重いという体たらくなのか・・・。

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