式根島キャンプ

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 式根島に行って来た。去年、Tarzanの特集を見て以来心の片隅を占めていたが、東海汽船に問い合わせてみると、折よく(悪しく?)ジェット船のキャンセルがあるという。急遽出陣するとあってバタバタしてしまった。キャンプ道具は一応揃っているのだが、食材は?まあ、いざとなれば現地調達という手もあるし。出たとこ勝負という、いつもの癖だ。
 夏休みとあって、竹芝桟橋は賑わっていた。家族連れが多い。「セブンアイランド」に乗船、およそ2時間半の船旅で式根島野伏漁港に着いた。小さな島は「Dr.コトー診療所」を連想させる坂の多い地形。港からキャンプ場を目指して坂を上ると、大荷物(三脚を含む撮影機材、シュノーケルの三点セット、テントなど)なだけに玉の汗が噴き出した。

 大浦キャンプに着いてみると、あまりの盛況ぶりに驚いた。もうテントというテントでぎっしり。空いたサイトを見つけるにも一苦労。既に日は傾いているが、とにかくテントを張り終えて夕暮れの中、フィンを持って海に入る。テント設営で汗をかいた身に水温が心地よい。1時間あまり海を漂って撮影を続けた。
 この日はペルセウス座流星群のピークに当る日。その観測のために式根島を訪れた人もいたようだ。夜になると、満天に亘る天文ショーの開幕だ。何たる星空。煌めく宝石を散りばめたような輝き。あまりに星の数が多くて降って来るような圧倒的な伽藍だ。こんな星空、見たこと無い。その背景を流星がすーっと光っては消えて行く。天文少年だった昔を思い出しながらカメラを構える。ここで大失態が発覚。何とケーブル・レリーズを忘れてしまった。これじゃ、流星の写真は撮れない。仕方なく、bulbの代わりに60秒とかの設定で撮影を強行。本当は数分露光して、流星が出現したらシャッターを閉じればいいのだが。中々60秒のタイミングで星が飛んでくれない。


 
 写真左手に北斗七星、中央右に天の川が見える

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2019年10月

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