火星と月

 7月31日、大接近の火星が地球に最も近づくというので、テレビなどでも特集するほど賑やかなことになっている。地球との距離が約5800万キロだという。日没後東南の空に見えるはずだが、高度が低いので都会ではビルの陰に隠れている。ようやく21時頃になって南の空に移動して、高度も上がったので観察できた。さすがに群を抜く明るさだが、見かけ上の大きさは僅か。せっかくだからE-5に50-200ミリをつけて1.4倍のテレコンを装着して撮影。35ミリ判換算で約560ミリになるのだが、合焦するのがやっとという位に小さい。ただの赤い星という感じ。ちょうど月齢18の月が同時に出ていたので撮影して比較。惑星の撮影には天体望遠鏡で拡大する必要があると痛感したのだった。

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