東京も梅雨に入って雨模様の日が続いている。この時期の花といえば紫陽花が代表だけれど、花菖蒲も捨て難い。東京の菖蒲といえば葛飾の堀切菖蒲園が有名だが、明治神宮にも花菖蒲田がある。江戸時代は武家の子女が米作りの苦労を学ぶ稲田であったのを、明治天皇の御指図によって花菖蒲田に改められたものらしい。梅雨の切れ間、青空が覗いたのを幸いと出撃。原宿口から神宮南参道を通って東門より入苑。谷地に下って南池を過ぎた先に花菖蒲田が見えている。
小径をそぞろ歩く見物の人々。四阿では弁当を開くグループも。記念写真を撮り合う外国人のカップルもちらほら。十年以上も前になるが、水郷佐原あやめパーク(当時は水郷佐原水生植物園)を家族で訪れたことを思い出す。花嫁が小舟に揺られて水路を進んでいたものだ。
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