桜の季節も過ぎて、街なかはツツジの花が満開。色とりどりに咲き誇りきれいではある。松山選手がマスターズで優勝したが、オーガスタの芝生にアザレアの花が鮮やかだった。ちょうどこの時期に藤の花もピークを迎える。「中野区立いちょう公園」の藤棚はよく手入れされて、見事な藤の房が垂れ下がっていた。今年は季節の進行が早いので、いつまで楽しめるかな。カメラはLX100を使用。
東京の桜もピークを過ぎて、ときおり花吹雪を見かけるようになった。散歩をかねて近隣の桜を撮影に出かけた。花がかなり散っているので、さすがにアップではきびしいが、遠景でなら何とか絵になる。ある一角でソメイヨシノの古木にヒヨドリが集まっているのに遭遇。鳥と桜というテーマで撮ってみた。たまたま持ち出したのはE-P5で、ファインダーもないからモニターで確認しながら撮影。動きの速い野鳥相手では苦しいが、AFはそこそこ合ってくれた。レンズはM.Zuiko Digital14-150ミリ。
JRの3月13日のダイヤ改正で廃止が決まっている185系。今日はその前日だからラストランの日。東京駅ホームでは下田方面へ向かう185系「踊り子」号を狙って撮影者が騒動を繰り広げたことだろう。ひとりの鉄道ファンとしては、過去に撮影した画像から185系を拾って記念の投稿にしたい。まずは東海道線早川駅〜根府川駅の丘の斜面から俯瞰で撮った「踊り子」だ。有名な撮影ポイントだが2009年とちょっと古い。次は上越線の水上駅で撮影した特急「水上4号」で、2010年12月のダイヤ改正で「水上」が廃止されるとアナウンスされていた。せっかくの機会なので、水上駅から高崎駅まで特急券を買って自由席に乗車。185系に乗った唯一の体験となった。その感想はといえば、窓も小さくて開閉するタイプ。飲み物を載せるテーブルもなくて残念な仕様であった。モーター音も大きくて快適とは言い難く、旧型車両であるのを実感。かれこれ40年にもなるキャリアからして止むを得ない。ともあれ、旧国鉄以来の特徴ある外観を含め愛すべき存在でもあって、これが失われるのは寂しい。
東京は朝から雲ひとつない好天。そういえばもう蝋梅の季節じゃないかと思いつく。ひさびさにE-1を持ち出してみる。KODACの「KAF-5101CE」CCDイメージセンサーを搭載。青空のこってりとした描写は「オリンパス・ブルー」と呼ばれたものだ。レンズはZD12-60mm F2.8-4をつけた。杉並区の「蚕糸の森公園」をチェックしたものの、ここにはなく「梅里中央公園」まで移動。名所なのか、何本も蝋梅の木が植えられていた。ありがたく青空バックに撮影。
東京で初日の出を拝んで、ふと振り返ると西の空高く月が浮かんでいた。ほぼ満月に近く、大気も澄み切っていたせいか美しい。朝に見る月というのは幾らか間が抜けた印象がないでもない。けれど、文学的に見れば後朝の別れの後、自宅へ戻る途中で有明の月を眺めて歌を詠む場面があったりして、それはそれで風情があるというものだ。右は月齢20.4の今朝の月。
クリスマスイブの東京タワーライトアップは「インフィニティ・ダイヤモンドヴェール」と名付けられ、これは「2020クリスマス・スペシャルライトアップ」という意味合いがあるらしい。昨夜からいつものライトアップと違うと感じたので、今日は望遠レンズで狙ってみた。新宿以西から見ると、タワーの上部しか見えないのが残念。南側にはハートマークも点灯するらしいのだが。
みなかみ町の降雪量が2メートルを超えて、大変なことになっているのが連日報道されている。とはいえ、もともとが豪雪地帯なのだ。群馬県みなかみ町藤原と山形県大蔵村肘折というのはよく聞く名前だ。青森県の酸ヶ湯温泉と新潟県津南町なんていう地名も有名。2010年1月に天神平にスキーに行った時の画像で振り返る、水上駅と土合駅の雪景色。
バスから眺めると電話ボックスが雪に埋れていた・・・。
開催中の「石元泰博写真展」だが、会期終了が迫ってきた(20日まで)ので慌てて行ってきた。会場は東京オペラシティ・アートギャラリー。オペラシティを訪問するのは実に久しぶり。前回行ったのは2003年10月で、ここを会場にMacOSX Panther (Ver.10.3)が発表されたのだ。会場には、シャーロック・ホームズの扮装をした原田永幸アップルジャパン社長(当時)が現れて、大いに盛り上がったように記憶している(その時に配られたAppleロゴ入りのTシャツをまだ持っている)。その時記録に使ったカメラはOLYMPUS C-3100ZOOMで、取得画像が左の写真。地下1階にあるサンクン・ガーデンにある「Singing Man(ジョナサン・ボロフスキー)」のモニュメントだが、これは変わりなく立ち続けていた。季節柄、いまはクリスマスツリーが場の主役を務めている。
暦の上ではディセンバー、でも公園の紅葉はギリギリ、サバイバー。蚕糸の森公園のモミジだが、天気がぐずついたので撮影できないでいるうちにピークを過ぎた感。やはりモミジは太陽光線を意識して、逆光気味で撮りたい。順光で撮ってみてもそれなりだから。この公園の、ヒマラヤスギの紅葉も美しい。天高く伸びる木を仰角をとってLX100で撮影。
近くの公園の銀杏の木が黄色く染まった。青梅街道沿いの街路樹はまだ青いものが多いのだが。同じ公園の中でも個体差があって紅葉が遅い銀杏もある。こんな時、生命の多様性を感じる。落ち葉が積もって、それを踏みしめて歩く日が待ち遠しい。