2005年から書き綴ったこのブログですが、本日をもって終了することにしました。理由は記事と写真データの蓄積がそれなりの大きさに達し、再構築にもかなりの時間がかかるようになったためです。さらに、スマートフォン対応をずっと考えていてあれこれ試行錯誤していましたが、MT5.2.2で提供されたRainierというテーマを利用することで無理なくレスポンシブ・ウェブデザインを実現することが可能になりました。Wordpressではとっくに達成されていたデザインですが、Movable Typeもかなりの進歩を遂げています。このブログにRainierを適用するより、新規のブログに移行した方が無理がないと考えた次第です。長い間ご購読いただき、誠にありがとうございました。新しいブログ名は「Monologue」としました。新年からスタートしますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
日常の最近のブログ記事
せっかくの機会なので「櫛かんざし美術館」と「玉堂美術館」にも寄ってみることにした。「澤乃井園」まで戻って楓橋を渡り、左手の坂道を上った。櫛とかんざしの展示だから女性が多い。江戸から昭和期に至る工芸品の集大成だ。庭園からは多摩川の流れを俯瞰する。見学を終え、寒山寺の石段を登って遊歩道を歩いて行く。カヤックのほかラフティング・ボートともすれ違う。ここにはボルダリングのポイントも多い。マットを敷いて一心不乱に練習する人たち。
「玉堂美術館」は日本画の巨匠川合玉堂が昭和19年から32年まで青梅市御岳で過ごしたのを記念して建てられたという。館内にはかれの作品のほか、香淳皇后の御作も展示されている。回廊から眺める枯山水の石庭は、砂紋も描かれて息を呑むほど美しい。塀の向こうに見える大銀杏がまだ青々としたままであるのが口惜しいのだった。
27日、青梅の小澤酒造で年に一度の新酒まつり「澤乃井 蔵開き」を開催。晩秋の11月に奥多摩の山に登って、帰りに渓流沿いの「澤乃井園」で利き酒して締めるのがここ数年の慣例。しかし今回は初めて蔵開きを訪ねてみることにした。酒蔵の見学も未体験なのでいい機会だ。
青梅線の車内は土曜日で混んでいた。沢井駅でみんながぞろぞろ降りるのでびっくり。何と乗客は殆ど蔵開き目当てだったのだ。小さい駅なので改札を通るまで大変。国道に下りて駐車場で「蔵開き満喫チケット」を1,000円で購入。蔵内に特設の利き酒コーナーの利用と、「櫛かんざし美術館」「玉堂美術館」の入場券つきだ。酒蔵までは忽ち行列ができて、なかなか進まない。30分ほど待たされるうちに場内で鏡開きが始まって、これは遠くで見守るほかない。チケットと一緒に特製の猪口が配られるのだが、蔵人が新酒「しぼりたて」を注いで回っている。やっと蔵に入場すると、13種類の酒が用意されている。「しぼりたて」は先ほど頂いたので「元禄」「本地酒」「大辛口」「彩は」と進んで試飲、吟醸「蒼天」、大吟醸「吟の舞」「澤乃井」「梵」「蔵守」を試す頃にはすっかり酔いが回ってしまっていた。「一番汲み」「梅酒 ぷらり」「柚子酒 ゆずほ」と何とか最後のステージをクリア。酔うともう味がよく分からない。酔わないとそれもつまらないのだけれど。
軍畑駅の方に下って「煉瓦堂朱とんぼ」の屋台村やワークショップ、ライブステージを覗いてみることに。国道を歩いてもしょうがないので渓流に下りて遊歩道を歩いてゆく。紅葉はまだ早い。途中、カヤックの練習シーンに遭遇。ロールの練習中だった。会場で富くじを引いてみると酒粕が当たった。これは粕汁に絶好だ。鮎や岩魚の炭火焼コーナーが人気だった。