標高2500メートル以上の高山では紅葉が進んでいるとの報道もあって、急遽大菩薩嶺に登った。報道とのタイムラグもあるので2000メートルクラスにまで紅葉前線が下りているだろうとの判断だった。好天が続いたのと大菩薩嶺に一度行っておきたかったのも動機だ。中央本線普通列車を甲斐大和で降り、バスに乗り換えた。日曜とあって臨時便が出たのだが、先発は定刻より25分も早く出発。行程が早くなった。約40分で上日川峠に到着。福ちゃん荘前の分岐で唐松尾根の直行コースを行く。青空が深くて冠雪の富士山がくっきり美しい。何度も振り返っては撮影したくなる。雷岩からの眺めは絶景だ。稜線は風が強い。歩き始めて90分あまりで三角点に楽々到達。拍子抜けするほど容易な登山になった。まだ午前10時過ぎだから昼食でもない。肝心の紅葉は残念ながら1〜2週間早かった。しかし眺望は申し分なく、富士山の前方に大菩薩湖。右手に南アルプス山脈とさらに甲斐駒ケ岳まで山容を拝むことができた。尾根道を歩いて大菩薩峠に到着、昼食を摂ってから下山開始。上日川峠13時発の甲斐大和行きバスに乗車、JRの連絡もよくて山行としては異例に早い帰還になった。
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2019年10月
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