発表されたばかりのXZ-2に触ってみた。オリンパスプラザ東京のショールームで開かれた新製品トークライブ。これも新製品のPEN Lite E-PL5/PEN mini E-PM2と共に展示されていた。XZ-1からどんな進化を遂げたのかが気になる。トークライブのXZ-2の回は写真家斉藤弘一郎氏の担当。それに先立って短時間だが手に取って弄ってみた。チルト液晶が組み込まれたこともあり、XZ-1に比べて微妙に重い。がっちりした軍艦部がついて精悍な印象。操作系で大きく変わったのが全面のコントロールリング。従来のデジタルコントロールに加え、アナログコントロールが追加された。マニュアル感覚でフォーカスとズームを操作できる。これはオリンパスからアンケートが来るたびに要望していたもので、それが実現されて嬉しい。ほかのユーザーからも「コントロールリングにもっと機能をつけて」などの声があったという。アナログコントロールでリングを回す感じは絶妙で、これには苦心したのだという。デジタルコントロールはカチカチとクリック感があって、前面に新しくついたレバーを操作してデジタルとアナログを切り換える。そのレバーの中心部分はファンクション(Fn2)ボタンになっている。タッチAFとタッチシャッターも搭載された。AFも速くなっている。センサーはXZ-1のCCDから裏面照射型CMOSに変更。ISO感度上限も12800となって暗部ノイズの処理も洗練されたという。オプションで色違いのグリップや防水プロテクターも用意されている。会場では斉藤氏がヨーロッパで撮影した黄昏のシーンが大伸ばしされていたが画質も1200万画素に上がってなかなかのものだ。定評ある明るいレンズもさらにチューニングされたということでは、当分買い物の予定もなかったのだけれど悩ましいのだった。
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