山の駅

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 今回は「関東の駅百選」第4回選定駅から土合駅。かつて関東と新潟を結ぶルートは高崎線から信越本線を経るしかなく、それ以外は東北本線から磐越西線という迂回ルートしかなかった。1931年茂倉岳直下を掘削する難工事の末、清水トンネルが開通。新潟方面への最短ルートが誕生した。川端康成の「雪国」はこのトンネルを通って越後湯沢へ旅行した作家の体験がモチーフになっている。上越線の開通により、首都圏から電車だけで行けるアクセスのよさで谷川岳登山が一大ブームになったという。土合駅はその登山ベースに位置する。下り線ホームから462+24段の階段を上り地上に出ると、そこに山が聳えている。名にし負う豪雪地帯であるから、冬はすっぽりと雪に埋もれる。秋は紅葉に包まれて秘境というしかない無人駅である。

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