多摩モノレールに乗ったのはこの時期見られるというダイアモンド富士を撮るため。前回高尾山の不完全燃焼のリベンジだ。同社のHPの案内に従って柴崎体育館駅で下車。次の甲州街道駅との間がポイントになる(予定)。多摩川の土手から富士に沈む夕陽を心に思い描いた。駅から琴帯橋に出るのに残堀川遊歩道を通る。川面にカルガモが浮かんでいるのを見て、カワセミがいそうな場所だと気づく。周りを見渡すと、10メートルほど先の木陰に翡翠色の物体が。カワセミだ!なんと、本当にいた。人影も見当たらない。大急ぎでE-5を構える。レンズは50-200を持って来ていた。慌ただしくシャッター優先で1/1000前後で撮影。いつ飛び立つか分からないので細かくセッティングしてもいられない。ISO感度を400に上げるのがやっと。AFの測距点を11点から中央の1点に変更。ピンポイントで合わせる。するともう一羽やって来た。どうやらペアらしい。餌を狙って水に飛び込んだ。いきなりなので追随出来ない。連写モードに切り換える暇もなく、二羽とも飛び去ってしまった。ちょっと悔いが残った。カワセミの飛翔は撮ってみたかった。まあ、予定外なので致し方ない。
多摩川の川原は視界が開け、心配された低高度の雲もない。何しろこの日は快晴だった。予定時間まで中央本線の列車を撮って暇をつぶし、日没を待つ。16時30分頃、富士山の稜線に夕陽が落ち始める。ああ、しかし微妙に位置がずれているのだった(泣)。多摩モノレールによれば5日から11日がここでの見頃の筈だったが。5日だったらいけたかも知れない。天気は申し分ないのだったが、ロケーションでつまづいた。中々うまく行かないものだ・・・。
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