大晦日に今年を振り返り、一語で表現するなら「揺れる」ということになる。東北大震災、原発事故の恐怖がニュースとしては筆頭に来るけれど、7月に月刊FACTAが点火して10月に一気に燃え広がったオリンパスの飛ばし問題が個人的には大きな比重を占めた。生まれた時からズイコーレンズに親しみ、撮影機材の殆どをオリンパス機で構成していることから、同社の存続の成否は切実な問題だった。このままオリ一筋で行くのも危険と思えて、一部他社に移行するか心は揺れに揺れた。しかし、たとえばニコンだってタイの水害でデジタルカメラの生産が停止、大打撃を受けているのだ。絶対安全な企業なんてありえるだろうか?オリンパスの株価は2500円前後から400円台まで落ち、現在1000円前後で推移している。年明けには臨時株主総会が開かれるだろうが、経営陣がどのように変わるのか変わらないのか、注目していきたい。
大掃除の際に、今はもう使っていないマクロレンズを発掘した。C-3100ZOOMと共に使っていたものだ。枯れ葉の寝床と化した庭をちょっと撮ってみた。
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