高尾山には一度登ろうと思っていた。その後ミシュランのガイドブックに紹介されて大混雑する山域に変貌。人出に畏れをなして近づき難くなっていた。ところがここ数日、山頂からダイヤモンド富士が拝めることを知って登ってみる気になった。これを登山としてカウントするなら、今年10回目ということで区切りにもなる。折から日本列島に大寒波が押し寄せている。各地で雪が降っているけれど、関東から静岡方面は例外的に晴れ。都心でも寒いのだから、吹き曝しの山頂を想像するとゾッとしたが。逆にこれだけ寒くて、しかもクリスマスイブの日は人も来ないんじゃないかなと判断。これが実は甘かった。京王線の電車が北野を過ぎる頃から北西に雲が掛かり始め、焦る。14時35分高尾山口着。6号路を上る積もりでいたが、90分かかる。見頃は16時~16時30分ということなので余裕を見てケーブルカーで上ることにした。標高599メートルの山頂には15時20分過ぎに到着。すぐに展望台に駆け寄るが、手すりにはびっしり三脚が場所取りしていた。子供連れの家族の背後に位置決め、頭越しに撮るしかない。時間が迫るにつれて人の数が増えて凄いことに。数百人はいるだろうか、物好きというしかない(笑)。肝心の富士山は雲に覆われて一部しか見えない。気温も下がって寒い。それどころか小雪まで舞って来た。今日の機材はXZ-1とE-1だ。16時頃から太陽が稜線に掛かり、ダイヤモンドのかけらが雲の隙間から覗く。残念だが山頂は雲の中。ピークは10分頃だろうか、18分には山頂から雲が離れたので悔しい。ちょっとタイミングがずれてしまった。
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