地震に遭遇したのは東京の自宅で。すぐ収まると思ったものの、長い間横揺れが続いて正直怖かった。宮城・岩手など震源近くの惨状は目を覆うばかりで、息を呑んだ。津波に全てが押し流されていく光景は忘れられないものだ。肉親を失って、母の名を呼び続ける映像が流れたりして気の毒だった。
当初「東北地方太平洋沖地震」だったものが「東北関東大震災」と呼ばれたり、混乱している。福島第1原発で建屋が吹き飛んだ映像を見た。原子炉本体は無事と強調されているが、ちょっと信じられない。あれだけの爆発で(職員の)怪我だけで済むとも思えない。政府によって情報統制されていると感じる。
日経などのサイトで輪番停電(計画停電)の記事を見つけた。それによると、福島第1、第2原発の発電量は東電全体の2割を占めているそうだ。今回、東電と同じ50Hzの東北電力がやられた上、近隣の中部電力は60Hzで周波数変換にも限界があって電力融通は期待できないとのこと。そのため14日あたりから地域を限って順番に停電させる計画らしい。13日は休日で電力需要が少なかったのだが、明日からは各企業も生産活動が活発になり需給が逼迫する模様。すでにオリエンタルランドはディズニーランド、ディズニーシーの当面の休園を決めているが、不要不急?で電力の消費も多いレジャー施設は営業自粛に追い込まれそうだ。
13日午前に上記の情報を得たので行動開始。まず、夜間の停電に備えて登山用品店のL-Breath新宿店でガスランタン用の予備カートリッジを購入。さらに2系統化すべくコールマンの蛍光灯ランタンを追加。これは売り場の最後の1個だった。地震の直後とあって、防災関連の商品は飛ぶ様に売れていく感じだ。さらに停電ともなればTVもPCも使えないわけで情報難民になりかねないので、急遽携帯ラジオを調達。これが新宿のヨドバシカメラの売り場ではほぼ全て売り切れ(!)。やむなく秋葉原の電気街まで足を伸ばし、石丸電気の家電売り場でAM/FMラジオをようやくゲット。ここでも売り切れ間近と思われる状況。ヨドバシアキバではやはり次回入荷のカードが並ぶばかりだった。
夜、計画停電に関する記者会見をTVで見た。まず菅総理が登場、国民に対するお願いのようなことを言う。続いて枝野官房長官が詳細を説明・・・するのかと思えば辞令交付されたばかりの連坊大臣に丸投げ。ここでいよいよ停電の具体的説明があるかと思えば、一般論で撤退。なんてこった。怒り爆発。続いて東電の社長が登場、挨拶するもこれはお詫びのみ。さらに後を受けて副社長が登場、ついに当事者から停電時間や地域の詳細が明かされるのかと思えば、それもなし。結局メディアにペーパーが配布され、古館氏あたりが読み上げるという、グダグダぶりに唖然。こりゃ、ダメでしょう。この人たちは何しに出てきたのか。数十分が無駄でしかなかった。ああ民主党、こういう仕事ぶりでは。
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