9月20日の「空の日」関連のイベントとして、羽田空港では施設の公開などを含むフェスティバルを開催。11日、12日の日程だが「航空機及び空港車両展示会」は12日のみ。これがメインターゲットだ。その理由は、国産初号機のYS-11の展示が行われるため。これは政府の事業仕分けで、国立科学博物館が保有したまま約11年間も一般公開がなかったことに批判が及び、活用を求められたことによる。新国際線会場にはモノレールの天空橋駅からバスが出ている。駅を出てまず目に入ったのは保安庁のYS-11が駐機してある光景。何を措いても撮るべく、金網に駆けつけた。
あとで調べると、この2機は那覇基地所属だったJA8780と8791とのこと。第十一管区海上保安本部の「しゅれい1号・2号」だったのだ。ただし、機体番号やJAPAN COAST GUARDのロゴなどすべて消されてしまっていた。ちょっと悲しい。
気を取り直してシャトルバスに乗って会場に向かう。10月21日に運用開始の新国際線旅客ターミナル前でバスを降りると物販などのフェス会場。そこから滑走路方向に歩くと汗が噴き出す。新管制塔を望む広い空港敷地内に各種の機体を展示。まず目を惹くのが日本初のジェット旅客機DC8-32「富士号」の機首部分。順を追って展示中の機体を撮影。そして、ありました。念願のYS-11量産1号機と御対面。YSに拘るのには訳がある。それは、人生初のフライトがYS-11だったから。路線は福岡〜壱岐だった。入場者や他のカメラマンを掻き分けてって感じで何とか色んな角度から撮影。背景にポケモンジェットが入って来たのはご愛嬌(あるいはサービスなのか?)。
YS-11を撮り終えたら虚脱してしまい、あとは帰るだけ。といってもシャトルバスには長蛇の列が出来ていた。大森駅行きは50分待ちというので敬遠。空港第1ターミナル行きに並んだが、幾重にも折れる行列でこれも結局40分くらいは待たされてしまった。
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