やっぱり隅田川へ

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 隅田川花火大会である。橋の上では立ち止まれないし、歩き続けることを余儀なくされる。それじゃ写真は撮れないし、警備の目をかい潜って三脚を立てれば警備員やら警察官にハンドマイクでがなられる。そんなこんなで嫌気がさし、去年はパスしてしまった。今年も行かないと周囲に公言していたのだが、待てよと思った。スカイツリーと絡めた構図でうまく撮れないだろうか。撮るならツリーが完成していない今しかない・・・。


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 いろいろ考えたあげく、狙いを定めたのは逆さツリーが撮れる十間橋。押上駅を出て、駅前の交差点から川沿いに辿っていけばやがて西十間橋だ。ここからでは距離が足りなくて(標準レンズでは)完全な逆さツリーが撮れない。しかし、今日はそれを撮るのが目的じゃないし、ここでも既に三脚が並んでいる状況で、十間橋まで行って空いたスペースがあるか自信が持てなかったのでここから撮ることにした。スカイツリーの右方向で第一会場、左方向に第二会場の花火が上がる予定。確信はないが何れかの会場から打ち上げられた花火とシルエットになったツリーが夜空に浮かぶ筈だ。同じ気持ちを抱いたカメラマンが十数名並んでいる。19時過ぎ、まず第一会場の花火が始まった。残念ながらビルの陰になって写らない。しかし、本命は19時30分開始の第二会場の花火だから、じりじりする気持ちを抑えてひたすら待つ。やがて、第二会場の花火が上がった。ダメだ!死角だ。周辺を走り回って何とか写そうと試みるがだめ。周囲から「撤退!」の声が上がった。
 こんな場合に備えて次善の計画を立ててあった。それは半蔵門線で押上の次の錦糸町まで行き、JRに乗換えて両国駅下車。両国橋の上から第一、第二両会場の花火を見る(うまくすれば撮影も)というもの。花火は20時30分終了だから最後の部分は見物出来るだろう。実際に両国橋に着いたのは20時10分頃。意外に人出が少ないという警備員の会話を小耳に挟む。両国橋も規制区域に入っていて、やはり立ち止まらないようアナウンスされるがそんなにうるさくはない。既に終盤に突入しているせいもあるかも知れない。何とか三脚を立てるが、首都高の陰になって花火が欠けてしまう。橋の中央部分に移動。さすがに見物人が集結していて橋の欄干近くに三脚を持って行くのは無理だ。それでも人の頭が少ない部分で粘って少しづつ前進、前から2列目くらいから撮影することが出来た。もう、空いたスペースに無理矢理レンズを押し込む感じだ(笑)。両国橋からはフィナーレの怒濤の打ち上げに照らし出された屋形船のシルエットが美しかった。
 後から検証すると、台東区側の桜橋から白鬚橋あたりから撮影すればスカイツリーをバックに花火が撮れるようだ。

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