OLYMPUS Viewer 2が公開された。「RAW現像に対応する画像管理ソフト」という位置づけで、これまでカメラに添付されていたOLYMUS Master 2と有料のRAW現像ソフトOLYMPUS Studio 2に代るものだ。さっそくダウンロードしてみた。DLにはカメラのシリアルナンバーを記入すればいい。
初めてのDSLRはE-1で、本体と標準レンズの14-54mmと共にOLYMPUS Studio 1.2を購入。しばらくはオリスタを使っていたが、バージョンが2.0にアップして追加購入が必要になった時、パッケージ販売がなくなりオンラインでクレジットカードによるDLのみとなった。その頃には既にADOBE LIGHTROOMのβ版を使用しており、大量の画像の処理にはLIGHTROOMが圧倒的に優れているのでこちらを使うようになった。その後LIGHTROOM 1.0を購入、1.4から2.0とバージョンアップするに至っている。LIGHTROOMの使い勝手がいいのは、個別の画像のRAW現像したデータをそのまま保持してくれる点だ。RAW現像画面から一覧画面に移動しても一々保存する必要はない。それだけでなく他の画像に跳んで調整、また戻って来ても以前のRAW現像のデータはそのまま残っている。LIGHTROOMに読み込んだHD内の全ての画像のRAW画像データを保持しているのだから、これは凄いことだ。何千、何万枚あるのか分からない。野球やサッカーの試合を撮れば、連写連写ですぐに数百枚いってしまう。
とはいえ、カメラメーカーにはメーカーなりの拘りがある。高感度ノイズの処理や魚眼レンズで撮った画像の修正などで頼りになる部分もある。今回、OLYMPUS Viewer 2で一番興味があったのはアートフィルターのジオラマとクロスプロセスの効果が後からかけられることだ。これらは先行機種のE-P1には搭載されなかった機能で、ちょっと残念に思っていた。FotoPus感謝祭などでも質問したり要望したものだが、きっと多くのユーザーからの要望があったのだろう。特にジオラマに関してはPhotoshopを使ったりして研究してきたので、手軽にかけられるなら有り難い。
神宮球場での観戦中、意識的に俯瞰する構図で何枚か撮った中の一枚にジオラマをかけてみた。登場人物が人形のように見えるには特殊な構図が必要で、高いビルの上から覗き込んだような画像でないとうまくいかない。そこまでの完成度には至らないが、そこそこの効果は出ているのかなと思う。
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