SL碓井に乗る

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 かつて高崎と新潟を結ぶ大動脈だった信越本線。長野新幹線の開通によってその役割を終了、今では高崎〜横川間と篠ノ井〜新潟間に分断されて存続している。その高崎〜横川間を走る「SL碓井」号に乗ってみた。機関車はD51 498で、これは後閑駅に静態保存されていたのを復元したもので、「SLみなかみ」などとしても運行されている。客車最後尾にELを連結、復路の横川〜高崎間は「EL碓井」号となる。


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 「SL碓井」の旅は横川までのたった1時間余り。それでも客車は満席で、窓際の席は取れたものの進行方向と逆だった。横川ならば駅弁はどうしても「おぎのや」の釜飯ということになる。しかし、高崎駅ホームで限定品の「上州D51弁当」を販売しているのを見て、迷った末後者を購入。800円也。「上州D51弁当」は高崎名物の「だるま弁当」を販売しているNREたかべんの製造。「だるま弁当」もうまい駅弁だが、これも中々の美味。
 SLの停車駅は安中と磯部のみ。沿線は菜の花が美しく、それと絡めたアングルで狙う撮り鉄の姿もあちこちに。安中からはまだ雪を冠った浅間山の姿が遠望出来た。横川からはJRバスで軽井沢に連絡。横川には「碓井峠鉄道文化むら」があって、こちらの展示にも心惹かれたが、今回は他に目的地が。横川あたりではうっすら汗が滲むほどだったが、軽井沢はさすがに涼しい。ここからしなの鉄道で小諸を経由、篠ノ井に向かう。しなの鉄道は初めて乗車するローカル線。小諸までの車窓は右手に美しい浅間山が聳え、沿線はまだ散り始めの桜並木を見ることが出来た。滋野、信濃国分寺などは桜駅として撮影ポイントになる。小諸からは長野行きに連絡、14時48分篠ノ井着。15時18分発の「快速みすず」に乗り換え、15時33分頃姨捨駅に到着。先週いまひとつだった桜が満開。ここで特急と下りの普通列車を撮影、1時間後の上りに乗って帰る予定だった。しかし姨捨駅で下りの「ワイドビューしなの13号」待ち合わせのため3分停車というアナウンス。短時間だが撮れない時間じゃない。瞬間に決断しE-3と8mm魚眼にEC-14で撮影。今回はじっくり撮ってもいいと思っていたが、帰路が長いので待ち合わせ時間がないのは助かる。桜は花吹雪というわけにはいかなかったが、満開だし青空バックで。これ以上を望むのは贅沢というものだろう。お隣の冠着駅はようやく蕾が開きかけたところ。松本で普通列車の大月行きに連絡。新府あたりは薄暗かったが桃の花が綺麗に色づいていた。今年はピークが遅かったようだ。大月から東京行きに乗り換え、三鷹を過ぎたのは21時をかなり回った頃だった。

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