東京ではついに開花宣言。自宅周辺では気の早い個体は既に満開の樹もあるほど。高知では盛りを迎えているようだし、静岡辺りはソメイヨシノも三、四分咲きということらしい。房総辺りはどうだろうか、線路際に早咲きの桜でも見られれば、そんな気持ちで新宿駅から総武線の電車に乗った。この日は朝から強風が吹き大荒れの天気。しかし、午後からは雲も切れて晴天が望めるということで思い切って出発。しかし中央線快速も、接続する総武線快速も軒並み遅れが出てしまっている。一応、来ることは来るのだが定時運行とはほど遠い。時刻表と睨めっこして接続を確認するのも困難。結局、鈍行で千葉着。千葉から内房線に乗って五井駅で小湊鉄道に連絡。12時21分発だが10分ほど待っていてくれた。上総牛久を過ぎると次第にローカル線の雰囲気に満ちて来た。飯給駅には13時20分頃到着。
飯給駅は満開になれば桜に覆われる形の「桜駅」だ。隣の月崎、上総大久保と共に撮り鉄が集まるので有名。しかし、まだちょっと早い。一部に亜種の桜だろうか花を開いた樹もあるが、全体にまだ蕾だ。少なくとも十日は早い。見頃は4月4日くらいだろうか。しかし、菜の花は満開だ。「菜の花とキハ200」という感じで撮れそう。線路際には土筆が至る所に伸び放題。暖かい日射しが降り注いでいる。弁当を食べ終え、菜の花畑から上り列車を撮って、次の下りで上総中野へ。上総中野からはいすみ鉄道に乗換えた。五井駅からいすみ鉄道終点の大原駅までは「房総半島横断乗車券(1,600円)」を利用。いすみ鉄道も菜の花に彩られたローカル線。時間的な問題でいすみ鉄道では下車することなく大原に到着。今回、JR区間は「青春18きっぷ」を利用している。大原からは上総一ノ宮経由で蘇我に出れば早いが、折角なので海岸沿いに館山回りで行くことに。これがちょっと誤算だった。外房線は安房鴨川で運転打ち切り。館山駅まで代行バスに乗ることに。いや、列車代行なんて初めて(上越線では今冬屢々あった)。館山からはほぼ定時で運行。木更津に20時01分着。当日中に東京に戻る計画だったが、当地に用事があって木更津泊(やはり早朝に出ないと計画通りにいかない)。
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