初めて越後湯沢の地を踏んだのは一昨年、GALA湯沢にスキーに行った帰り。駅は深い雪に埋もれてひっそり佇み、雁木造りの商店街を歩くとローカルの匂いがぷんぷん漂っていた。すっかり魅了されてしまった。昨年は降雪が少なくて、スキー場も下部は雪がなかった。越後湯沢の町も積雪がなく、かなりイメージが変わってしまった。雪国に雪がないのは、やはり調子が狂う。一転して今年は例年にない大雪の年。上越方面は水上〜越後湯沢間で不通になって夜行急行の「能登」や寝台特急「北陸」が運休になることもしばしば。この3月には姿を消してしまうだけに予約のキャンセルに焦った人も多いのでは。今年はGALAに行く予定もなかったが、越後湯沢駅が改装されたという話を聞いたりすると急に恋しくなってしまった。急遽、上越国際スキー場のツアーを予約。東京〜越後湯沢間を上越新幹線、越後湯沢からは上越線の普通列車に乗る予定。
3月のダイヤ改正以降は、越後湯沢から北越急行ほくほく線経由で北陸方面への接続となり、越後湯沢駅は重要拠点となる。北陸新幹線開通以降はどうなるか分からないが。上越国際は広大なゲレンデ面積を誇っているが、各エリア間の連絡が悪くリフトも古いものが多いので移動に恐ろしく時間がかかる。その分滑る時間に食い込んでしまい、ストレスを感じた。やはりゴンドラとか高速リフトは必須といえる。越後湯沢駅を探検したかったのでスキーは早めに切り上げた。久しぶりに「ぽんしゅ館」の「越の室」で利き酒を楽しむ。「久保田」や「上善如水」などはこんな時でないと飲めない。駅中には日本酒バーやらつなんポークの店、回転寿しまで加わって一新されていた。越後湯沢駅周辺にはスキー場が集結しているし、日曜日とあって子供連れも多く大混雑。大きなバッグを抱えた人ばかりですれ違うのも困難なほど。この賑わいには驚いた。
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