河口湖ハーブフェスティバル

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 一面のラベンダー畑で有名な河口湖のハーブフェスティバル。数年前から気になっていたが、なかなか訪れる機会がなかった。最近は大月経由で中央本線を利用する回数が増え、路線にも馴染んだ上、時間の感覚も把握したので思い切って行ってみることにした。「富士山・河口湖山開き花火大会」が開かれる4日は第一候補だったが。この日走る臨時快速「富士登山高嶺号」を利用すれば、新宿16:02発、河口湖18:06着で、花火開始が20時だから大石公園で日没までラベンダーを撮影すればちょうどいい感じだ。しかし、20時30分の終了時に河口湖駅までの足がないのがネックに思えた。花火会場の桟橋付近にいれば何とかなりそうでもあったが。しかし21:12に河口湖発富士急行に乗れても新宿着は24時近くになる計算で、不可能ではないがかなり厳しい。湖上に映り込む花火のイメージは捨て難いが諦めることにした。ハーブフェスティバルは12日迄だから翌週悪天候の可能性を考えると、翌5日に賭けるしかない気分だった。


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 日曜日は早朝から現地のライブカメラをチェック。しかし、富士山は雲に覆われて姿を拝むのは無理な情勢。ここのところずっとそうで、これは梅雨の真っ只中だからやむを得ない。河口湖の情報サイトにあるような、湖面に映る逆さ富士というのは見たことがない。青空バックというのはまずない。仕方なく次週に機会を譲るとして寝床に横たわったが。次に目覚めると7時少し過ぎ。念のためカメラをチェックすると、何と富士山の全景が写っているではないか!勿論、青空のわけはないがそれなりに撮るなら撮り様もある位に思えた。大慌てでカメラその他の準備をする。一応、持って行くカメラとレンズのシュミレーションはしてあった。時間的に8:14新宿発の「ホリデー快速河口湖1号」の始発は無理。三鷹8:30に間に合うよう走ったが、かなり遅れた。次善の策は立川9:03発の同3号に乗車すること。これにはどうにか間に合った。中央本線の車中では買ったばかりの海野和男さんの本を読んで過ごす。大月からの富士急行線には各駅停車で、時間はかかるものの富士急自体も撮りたい対象であるため駅毎に前後の様子を観察。紫陽花もまだどうやら見られる感じだ。
 河口湖駅からはレトロバスの河口湖周遊路線に乗車。「河口湖・西湖フリーきっぷ」を購入したので、富士急行線とレトロバスは乗り降り自由だ。日曜とあって道路は渋滞。少し遅れて河口湖自然生活館(大石公園)に到着。ハーブフェスティバルのメイン会場は八木崎公園だが、サブ会場の大石公園は正面に富士山を望んで「富士と湖とラベンダー」という3ショットが撮れるので人気だ。肝心の富士山はというと、これが空振り。だんだんと雲に覆われていったらしく、下の方の稜線が薄く見えるだけという惨状(笑)。まあ、せっかく来たのでそれなりに楽しんで撮るだけだ。ラベンダー畑はといえば、北海道富良野の規模に比べようもないが、中を歩けば馥郁たる香りが立ちこめ、何ともいい気分だ。人出も多いが、陶酔しながらラベンダーと蜂、あるいは蝶といった組み合わせで撮影して回った。
 復路の「河口湖4号」は14:47河口湖発とかなり早い出発だ。これに乗るには13:37大石公園発のレトロバスに乗る必要がある。滞在時間は正味1時間半しかない。相変わらずハードスケジュールだなあ(苦笑)。2号で帰ればもう1時間の余裕があるが、次の予定もあるので。河口湖駅には昭和20年代のリバイバルカラー列車がホームに入っており、中では地ビール「ふじやまビール」のサーバーを持ち込んで売り出し中。400円也。既に快速に乗り込んでいたが、アナウンスに誘われて飲むハメに。少しほろ酔い気分になったところで、怠惰になりこのまま新宿に帰ろうかと思ったが、三つ峠駅で下車。寿〜三つ峠間に大カーブがあって、棚田もあり小海線の雰囲気で撮れそうだったが、駅間が長く、ちょうど中間地点にあるので車でないと無理だ。しかしそれ以外にも撮れそうなポイントがいくらかあったので寿方向に国道を歩いた。突然遭遇した「フジサン特急」を撮った他、昭和30年代のリバイバルカラー列車を撮影。他に「トーマスランド号」を紫陽花と絡めて撮影。三つ峠に戻って、「河口湖2号」に乗車(189系でも設備が新しい)して帰路に着いた。

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