中央本線を北上する時、「勝沼ぶどう郷」はとても気になる駅だった。新府桃源郷への途中に通過した時、プラットフォームから見下ろす位置に約千本という規模で植えられている桜が美しく、もう散り際だったが盛りにはどんなに見事だろうと思われた。一度寄ってみたいと思いつつ、いつも目的地への中途で時間の余裕がなく、そのままになっていた。日曜日、状況次第では河口湖へ行くのもいいかと考え(ハーブフェスティバルに入ると人が多過ぎるかも)、現地のライブカメラをチェック。ラベンダー畑はいいようだが、肝心の富士山が見えていない(河口湖に映る逆さ富士とラベンダーを撮りたいのに)。それで河口湖を諦め、勝沼ぶどう郷を探訪することに決めた。新宿駅から乗車したのは、最近の足になっているホリデー快速「ビューやまなし号」だ。この日はかなりの乗車率だった。
10:53勝沼ぶどう郷駅着。駅舎を出て、左に折れEF6418が静態保存されている公園を通って大日影トンネルへ。明治時代に建設され、今は現役引退して遊歩道になっている。中に入るとひんやり冷気を感じる。遊歩道を歩くと片道30分かかるということで、今回は入口から50メートルほどで引き返した。
駅から15分ほど葡萄畑の中を歩いて、丘に上る。「ぶどうの丘」だ。ホテルやレストラン、日帰り温泉などもあるが、何といっても気になるのが地下にあるワインカーブだ。売店でタートヴァン(1,100円<ちょっと高い)を購入すると、ワインカーブにある試飲用のワインをいくらでも試すことが出来る。といってもそんなに無限に飲んでいられるわけもない。飲むのではなく、利き酒して口に含んだのを吐き出す容器が至る処にあるが、誰も吐き出している人はいないようだった。白・ロゼ・赤と辛口から甘口まで各ワイナリーの自信作を試してみた。少し出来上がってしまったので外に出て酔いをさました。この日、天気予報は芳しいものではなかったが、結構日射しが強くて汗ばむほど。施設の西端、バッカスが見守る丘の上から、葡萄畑とあずさ号を撮影。機材はE-3に50-200mmの組み合せ。今日はほかにE-520と14-54のコンビで。
丘を下って駅への路を辿る。葡萄畑は色とりどりの花々に囲まれ、蝶が飛び回っていた。ホームに立ち、折よくやって来た長野色の上り普通列車に乗車。次の目的地は鳥沢駅。鳥沢ー猿橋間の新桂川橋梁。車窓から見下ろすと正に絶景。あの谷間に立って中央本線の列車を撮りたい。大月に停車した時、富士急行で河口湖に向かう考えもちらとかすめたが。リバイバルカラーの列車を紫陽花を絡めてなんて構図が浮かんで来る。時間はまだ午後2時くらいなので不可能ではないが。しかし、富士山が撮れないし、上りのホリデー快速『河口湖4号」にも間に合わないので断念。
鳥沢駅はひなびた駅舎だ。事前情報はなく、往きと帰りに周辺の様子を詳しく見て見当をつけた。鳥沢というだけあって、甲州街道沿いの古民家の軒下にはツバメが幾つも巣を作っていた。国道から沢の方に下っていき、橋梁が見えて来たところで暫く撮影。特快を撮って、あずさ号も撮れたところで場所を変え、崖の下から線路際へ上って行く階段を発見。知らなかったが、超有名ポイントであるらしい。線路際で上り普通列車を撮ったのち、ちょっと下った地点から「スーパーあずさ号」を撮影。ほぼ目的を達して駅に向かった。15:31発快速東京行きに乗車。四方津で特急の通過待ちで停車。快速に揺られて帰るのも楽だろうが、この日最後の目的が。それは河口湖発ホリデー快速の撮影と乗車。新宿行きの「河口湖2号」と違って、大宮行きの「河口湖4号」は同じ189系車両でも旧国鉄カラーなのだ。この色がどうしても好きだ。立川からは武蔵野線に入ってしまうので乗り換えなければならないが、短い時間でも満足。臨時快速だが、ちょっと前迄特急にも使われていた車両だ。なるほど、今時の特急に比べるといかにも設備は古いが、何か懐かしい。記憶の何処かを刺激する。距離的にはそう長くはないが、「撮り鉄・乗り鉄」それぞれの喜びに浸った旅だった。
こんにちは。
ブログの内容と違う書き込みなのですが。。。
オリンパスのサイトを見ていると、いよいよ発表
ですね!
注目しています。
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このたび、誠に勝手ながら弊社都合により、「マ
イクロフォーサーズシステム規格準拠の新製品発
表」を、6月16日午後とさせていただきます。
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Yasu-kunさん、お晩です。
E-P1、出ましたねぇ。何だか各ブログでの事前のコメントがネガティブなものが多くて「?」と思ってましたが。このデザインなら、まあいいのでは。PIEの頃出ていたデザインには食指が伸びませんでした。動画も撮れるし、アダプター経由でフォーサーズ・レンズもOMレンズも行けますよねぇ。外付けのファインダーもいい感じ。
問題は先立つモノですね。旅行の費用もあるし、中判機にココロ動いたりもしていますし。ボディがかなり転がっているので、どれかをドナドナすべきかも(汗)。
実際の画質などの評価待ちですが、カメラのデザイン
には惹かれるものがあります。
中でも、ホワイトモデル17mm単焦点との組み合わせが
おしゃれな感じがします。
スペックなど詳細が見たいのですが、オリンパスのサ
イトが今日は重たくて全然見られません。