GWの4日。都心にあるアークヒルズのアークガーデンが特別公開されると知って訪れた。地下鉄銀座線の溜池山王駅で下車、アークヒルズを目指す。六本木方面はたまに足を伸ばすが、アークヒルズは初めて。カラヤン広場には「ローズテラス」が設えられ、オペラ歌手が美声を響かせていた。連休中ということで人もたくさん集まっていた。
イベントも愉しそうだが、こちらは撮影がメインなので、迷わず通常非公開のローズガーデンとルーフガーデンに向かう。日本と東アジア原産の珍しい薔薇が見られるそうだ。フォーシーズンズガーデンから入ると階層状に庭園が設けられている。ルート通りに階段を上ると、一番上のルーフガーデンから観覧することになる。ここは上空から眺めると、英国のユニオンジャックの形に花壇が広がっている。雰囲気としてイギリスのガーデニングの影響が濃いようだ。薔薇以外の多種多様な花が栽培されている。崖寄りにラベンダー畑があって、蜜蜂が飛び回っていた。「ラベンダーと蜂」は、これはもう定番中の定番。お約束の組み合せだし、カメラマンがよく撮るパターンだけに陳腐に陥らないように撮るのも難しい。今回は、海野和男さんの小諸日記で公開されている手法を参考にミツバチの飛翔を撮ってみた。ISO感度を800以上にして1/1000秒以上の高速シャッターを切る。絞りは可能な限り絞り込んで、被写界深度を深くしてピントを合わせやすくする、という設定だ。この設定でミツバチのホバリングが撮れた。来場者は皆内側の花壇に視線を向けている中、花壇に背を向けてひたすらラベンダーを連写する姿は、かなり浮いていた?
下のローズガーデンは日本産の薔薇が主体とのこと。ルーフガーデン下の壁側の植え込みにアオスジアゲハが舞っているのでこれを狙ってみた。見上げる形で空バックだけに露出が難しかった。空以外で露出を合わせAELロックしてみたところ、露出オーバーで使えなかった。アンダーで撮るしかないのか。あるいは、+補正をかけるかストロボを焚くしかないのか。昆虫写真も奥が深い。すっかりハマりそうな予感。
(写真 E-520 ZD ED50mm F2.0 Macro)
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