銀塩沼再び(オリンパスOM-2SP)

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 唐突ながら、銀塩機にまた逝っちゃいました。織り重なって雲のようにたなびく桜の花びらを眺めるている内、中判機で撮ったらどれだけ綺麗だろうと考えて。いろいろサイトを巡って、入門機としてFujiのGA645あたりが手軽でいいかと思った。実際に新宿あたりの中古店を覗いてみるとMamiya 7なんてのもいいかと思ったり。勿論、基本としてPENTAX 645や67あたりも押さえておかねばならない。67のシステムの充実ぶりはさすがだけれど、大きいのが玉にキズといえる。しかし、そのレンズには魅惑される。中判機が頭の片隅を占めるようになったのは67Ⅱ生産終了の情報と無関係ではない。「この際・・」という気がちらとしたのだった。一方で、Fujiがこの4月に発売するGF670 Professionalにも興味がある。
 ただ、なかなか一気に中判導入には踏み切れない。そこまで使い切れるだろうかと悩む。そうこうしているうちにフジヤカメラのサイトにOM-2SPが載った。数日スルーしていたが、今度は90mm マクロが破格値で載ったのを見て出撃。90mm F2は100mm F2と共にOM使い必須とされる名玉だ。しかし、残念。今回も他の誰かに攫われてしまった。90mmの場合、HPに載ったらもう遅いと思わねばならない。レンズの資金が浮いて?結局、ガラスケース上にOM-2SPとOM-4Tiを並べて検討しているのだった。OM-4Tiはシリーズの到達点であり最高峰ともいえるだけに迷ったが、OM-2SPの方がはるかに程度がいいように思えてこちらを選んだ。人によってはOM-2SPこそ究極と断じるほどだ。SPはスポットとプログラムの略。OM-2 SPOT/PROGRAMが正式名。オート(絞り優先AE)とプログラムAE時にTTL中央重点平均ダイレクト測光、マニュアル時にスポット測光を使える。フルマニュアルのOM-1と比べ電子化が進んだカメラだ。DSLRを常用している身からすれば、やはり便利だ。あとはフォーカスを合わせるだけでほぼ思いのままの写真が撮れる(はず。まだ現像に出していない)。この上AFを求めるなら、もうニコンに行くしかないが、マニュアルフォーカスも何か楽しい。それにしてもDSLRだけで6台あるし、SLRがオリンパスOMが2台。それに旧いスクリューマウントのペンタックスS2があるし、コンデジ2台。どれを使うか迷うほど(笑)。誰かの言葉が甦る。「あれだね、カメラってのは増えるもんだよね」


P4070720.jpg

P4070721.jpg

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PENTAXの645、67ともに、中判デジタルの開発で
生産完了になるんですね。
「撮影した写真の解像度が全然違いますよ」「生
産完了前に一台いかがですか」といつものお店の
店員さんからお話がありました。
大きさと重さの問題、それ以上に予算の問題もあ
り購入には至りませんが、山岳写真などの写真展
を見ると中判カメラで撮影されたものがほとんど
で気になりますよね。

最近はデジタルに移行しましたが、階調や色の出
方などはまだフイルムの方が良いんじゃないかなっ
て思えることが時々あります。
銀塩だと、撮影対象によってフイルムの使い分け
も簡単ですよね。

もちろんデジタルでも色合いは設定できますが、
何というのか。フジ系フイルムが好きだったので
その色が出ないかと思ったりします。

で、コンデジはフジを愛用しているわけですが。
一眼もS5Proあたりを使えば、フジ的な色が再現
できるのかしら。。。

PENTAX67のデジタルですと、データ量が凄そうですね!
中判機、機種の選定に迷います。が、でかいのはちょっと・・・。
Fujiの新機種はフォールディング・タイプで携帯性がよさそう。
ちょっと気になります。新機種だけに、機能面も充実している様子。

RAW現像ソフトでSILKYPIXというのがあります。
色の出し方に定評があって、ベルビア調なんて色調も指定出来たりします。
これを使えばフジ的な色も出せそうですが。
機能制限付きの無料版を時々使っていますが、いいソフトですよ。

デジタルの中判は PENTAX645 の方だと思います。
それでも、データ量は相当大きいでしょうね。

普段の色再現は PENTAX もごく自然でいいのです
が、色が淡い場所などでは彩度を引き上げて表現し
てくれるコンデジの Fuji F30 のクロムモードの
出してくれる絵が好みになる場合もあります。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/04/03/s5/006.html

たぶん、色表現は PENTAX は忠実で自然なのですが
用途によって使いたい ビビッド の色表現まで
地味目なのかもしれません。これは好みの問題だ
からしかたないのですが、カスタムコントロールの
色表現にもう一段ベルビア調の色表現ができる
選択肢が増えれば嬉しいところです。


RAWで撮影して、現像ソフトで色調を指定する方法
が一番簡単な方法なのかもしれませんね。
SILKYPIXの体験版を後でチェックしてみたいと
思います。


で、色々調べていると、フィルムシミュレーション
ができるパソコンソフトも存在するのですね。

http://www.dxo.com/jp/photo/filmpack?gclid=CNLwl7TWnZkCFREXewod6BhQDw

どの程度効果があるのか疑問ですが、手軽な方法
かもしれません。


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