2009年3月アーカイブ

 開花宣言以来、気温の低い日が続いて東京の桜はまだまだこれからといったところ。そんな中、六義園と小石川後楽園の枝垂桜は満開という情報を得て、それならばと出掛けてみた。大江戸線の飯田橋で降りて歩いて行くと、次第に通行人の数が増えてきた。若しかして、みんな同じ場所を目指してる?その予想は大当たり。何と入口には行列が出来ている。100人近くは並んでいるのではないだろうか。うーむ、日曜の午後だからなぁ。ちょっと考えが甘かった。とはいえ午前中は曇り模様だったので。周囲には、結構年配の人が多い。カップルもだ。これは撮影にはちょっと荷が重いか。まあ、せっかく来たので入るしかない。心配したほどには待たされずに入場。しかし、さすがに人は多い。いきおい構図は限られるが、撮るだけは撮ってみた。青空だからオリンパス・ブルーを期待してKAFセンサーのE-500を持って来た。これには8mm FisheyeにEC-14をつけて広角11mmとして使用。35mm換算22mmだ。桜の花びらを描写するには最大限の解像度も必要、というのでE-3も投入。これには標準の14-54mmをつけて。絵としての桜は、ただ眺める場合よりも背景が重要。青空もいいが、水との組み合せも互いに価値を高め合い、好相性。これから週末にかけて、開いていく東京の桜を追ってみたい。


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PIE 2009

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 今年もカメラの祭典フォトイメージング・エキスポの季節がやって来た。26日から29日の日程で開催だが、今年は28日に行ってみた。その理由はオリンパス・ブースのE-STUDIOで「水中写真実践講座」にカメラマンの清水淳氏が登場するため。昨年の石垣島マンタツアーで指導を受けた先生でもある。今回は水中写真のテクニックなどプロの奥義を聞いてみたい。併せて新製品のE-620とPT-E06の組み合せなどの情報が得られたら。講座では実際の撮影においてキモとなる知識が披露されるなど有意義なものだった。この講座の直前にはE-RINKという特設のリンクでフィギュアスケーターの撮影が出来る、話題のコーナーでE-620を使用。E-620のAF性能とアート・フィルターなどを試すことが出来た。
 他社の注目すべき展示では、ソニー・ブースのワールドカップ現物やキャノン・ブースのメリーゴーラウンド(動画撮影を試してみることが出来る)の展示が目を惹いた。ニコンはF以来の歴史を開示。またオリンパス・ブースでは90周年記念として国際宇宙ステーションでE-3による撮影が計画されていることを報告。さらにマイクロ・フォーサーズのモックアップなど。マイクロといえばPanasonicブースでGH1を触って来た。軽いしなかなかの出来だ。高解像度の動画が撮影出来て、普通のカメラとしても扱いやすくAFが速くて小気味いい。


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ミニチュア風に

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 フォトパス感謝祭で休憩中にたまたま手近にあった「E-420 ファンブック」をぱらぱらめくっていると、本城直季風のミニチュア写真を撮る記事が目に留まった。その作例では、元画像をフォトショップで色調補正[平均化]をかけるのがポイントだった。その上でレイヤー合成やぼかしをかけて、最後に彩度を上げてちょっと非現実なトイカメラのような効果をかけてある。早速帰ってから試してみた。この手の写真は上空から俯瞰した元画像が必要。幸い文京シビックセンターから下界を写したものが何枚かあったのでサンプルとして利用してみた。ちょっと人が小さ過ぎておもちゃのようにはいかなかったが、面白い効果が出るのは確かだ。今後ちょっと研究してみようと思う。


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50mm F2.0 MACRO

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 単焦点マクロの名玉と呼ばれる「ZD ED 50mm F2.0 MACRO」。なかなか手が届かなかったレンズを遂にゲット。オリンパスのオンラインショップでの価格が68,040円。これにFotoPusに投稿したりして貯めたポイントが20%上限で使えるので54,432円で購入。それに「フォトパスのオープン2周年記念キャンペーン」ということで、くじを引いてOFFクーポンを当てればその分が更に割引というおいしい企画に、ついつい乗ってしまった。引いたくじは16% OFFというもの。したがって、上記から約8,700円がキャッシュバックされる。結局45,000円強という値段に。これは中古レンズを求めた場合でも安い部類に相当する。それが新品保証付きで手に入るのだから嬉しい。このキャンペーンを利用して新発売のE-620を手に入れる考えもちらとかすめたのは事実。しかし、これ以上ボディを集めてみたってなぁ。機材整理という道もアリだが。E-500とE-330を除いては、それなりの手に入れたい理由があって求めたのだし、その存在理由もなくなってはいない。E-420はいまだにEシステム最少・最軽量。旅の友として最適。E-1はEシリーズ創始期の最初の1台として手放せない。E-3は勿論、フラッグシップとして不動の地位を占める。などなど。
 ところで、50mm マクロの画質は?それはもう、申し分ないと断言。OM時代の90mm マクロも名玉といわれたものだが、ZDになった50mm マクロも切れといい、美しいぼけ味といい、特筆ものだと思います。


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HDCN-U 1.0L

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 iMac G3に常時接続、MBPのバックアップ・ディスクでもあったLacieの外付けHDが逝って以来、本体を取り出して「裸族のお立ち台」に入れて使っていた。けれどベア・ドライブを剥き出しのままずっと使うのも怖いし、大体写真撮影に行く度に2GB位はデータが残ってしまうので、あっと言う間にキャパシティがわずかになってしまった。うーむ、500GBで足りないとは。そんなわけでうちのHDDもついに1TBクラスに突入。1万円を切った価格にI・O DATAのHDCN-U 1.0Lを導入するに至った。とりあえずこれで今年一杯は足りるでしょう。銀塩時代のようにネガや焼いた写真が貯まることもない代わり、旧いハードディスクが貯まって処置なしという状況。


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東京は桜

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 山形はまだ雪が降っているようだけれど、東京はもう桜の季節。今日は本当に暖かくて、ぽかぽか陽気。うちの桜は毎年早咲きで、開花宣言より1週間は早い。蕾が弾けんばかりで耐えていたが、遂に弾けたのだった。これから暫くの間、桜ばっかり撮りまくるんだろうなぁ。
(写真 E-420 ZD8mm Fisheye+EC-14)


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山形は雪

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 土曜日のJリーグ。NHKの中継画像を見てびっくり。山形対名古屋戦は何と雪が降りしきる中でのゲーム。ボールも見やすい赤だし。ああ、山形ったらやっぱり寒い所なんだな、と実感。蔵王にはまだ240センチの積雪があるし(さすがに樹氷はもうだめだそうだ)。カメラのレンズに雪が付着して、まさかオンエア中に拭くわけにもいかず、そのまんま雪の結晶状のボケが出ているのが面白くて。滅多にない絵ではある。勿論、霧とか雨だったら円形になるのだが。


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フォトパス感謝祭

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 オリンパス・ユーザーのコミュニティFotoPusは撮り貯めた写真を投稿して遊んだり批評したりして交流するサイト。その2周年を記念して感謝祭が開かれた。場所は神田小川町のオリンパスプラザ東京。そう聞いてちょっとびっくり。あのショールームに大勢の人数は詰め切れないでしょう。いったいどんなことになるのか?戦々恐々、午後3時過ぎに現地に到着。事前にプリントアウトした招待状を受付に示して入場。そこで配られたマップを見て納得。なるほど、E-620などの展示があるメインの会場はショールームだが、その他に1Fギャラリーと2Fの修理受付のコーナー、それに靖国通りに面した喫茶店BLENZ coffeeを借り切ってサロンに利用。それらを有機的に組み合わせて使っている。うまいこと考えたものだ。ギャラリーには京都東寺の写真展で展示された写真掛け軸が掛かっていて自由に観覧出来るほか、軽食やドリンク類の提供がある。奥のスペースではフォトグラファーによるセミナーも開催。齋藤巧一郎氏の皆既日食撮影の旅の解説などなど。
 今日の一番の目的は、E-1とE-420のファインダーにゴミが見受けられるので「カメラ診断」を受けることだが・・・何と早々と締め切りとのこと。うーん、残念。それほど多数が詰めかけたということか。仕方ないので1Fスペースの展示を見て回ることに。人の入りもまあまあよく、適当に分散されている。抽選コーナーで幸先良く?かどうか「フォトフレーム」を引き当てる。目玉のアウトレット販売コーナーは衝撃価格。E-3が100,000円というのが目を惹いた。その他E-510やE-420のレンズキットなども。提示価格から5%割引というチケットを抽選の時に貰っている。さらにフォトパスで貯まったポイントが20%上限で使えるのは後で知った。FL-36Rフラッシュが24,000円というのでちょっと考え込んでしまった。ミニスタジオで物撮りのライティング講習を見ていると、最後に「フラッシュを買うのなら10%割引の券をあげますよー」との声。喉から手が出かかったが・・・50ミリマクロを買ったばかりだし、さすがに軍資金が保たない。E-620のコーナーは常時手に取る人が引きも切らず、人気のほどを示していた。概して愉しいイベントだったのは確か。最後にBLENZ coffeeでコーヒーを楽しんで帰宅。


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都心に舞う

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 都心でフリースタイル・スキーの実演が見られるという話を聞きつけて駆けつけた。E-3の連写機能でスポーツシーンを切り取る絶好のチャンス。場所は東京都庁前の広場。「Tokyo Snow Style in 都庁」という名称で、これは「2009年FISフリースタイルスキー世界選手権猪苗代大会」のタイアップイベントだ。この土日開催だが、今日土曜日は青空も覗いて最高のコンディション。DSLRを構えたアマチュア・カメラマンが多数集まっていた。「クォーターパイプ」と呼ばれるジャンプ台は14.5メートルの高さがあり、実際に選手が滑ると大迫力。スキー場と違って都庁のビルを背景に飛ぶ姿は不思議な光景だった。この日、猪苗代では上村愛子が女子モーグルで優勝。会場に映し出されたPVの前でアナウンサーも興奮していた。


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吉野梅郷

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 富士山を背景に特急富士を撮り終えたら後は帰るばかりだけれど、折角朝早く出掛けているのにこのまま帰るのも芸が無い。前回は曽我梅林に寄ったわけだが、今回は有名な青梅の吉野梅郷を訪ねることにした。御岳渓谷で紅葉を撮って以来、この方面に親近感を覚えるようになっている。茅ヶ崎駅からJR相模線に乗車、橋本で横浜線に乗り換え八王子へ。さらに中央線で立川へ出て青梅線で青梅へ。青梅から二駅目の日向和田で下車すると、もう周辺は梅まつり一色。観梅というのは渋好みのせいか、中高年の姿が多い。梅といえば、今までは湯島天神をよく訪れたものだ。青梅という地名には馴染んでいたものの、関東一の梅の名所とはうかつにも知らなかった。「吉野梅郷(よしのばいごう)とは、JR青梅線日向和田駅から二俣尾駅までの多摩川南側、東西4キロメートルに広がる地域で、青梅市梅の公園をはじめ、地元農家の梅園や吉川英治記念館、青梅きもの博物館などの観光スポットが点在・・・」というのが青梅市のHPにある記載。取り敢えずメイン・スポットといえる「梅の公園」に向かう。公園東口から入場料200円を払って坂を上るともう既に一面梅の花が盛りと咲き誇っている。それでもまだ七分咲きというのだが、それ位がちょうどいいかも知れない。紅梅・白梅を次々に撮影。今日はE-3の他に2,100円!で買ったE-500を連れて来ている。KAFセンサーだから青空の描写に優れる。いわゆる「オリンパスブルー」を表現しようというわけ。レンズは特急列車を撮った流れで50-200と14-54それに遂に買ってしまった50mm F2.0 マクロだ。50-200もボケ味は綺麗なのだが、さすがにマクロレンズのそれは圧倒的で次元が違うように思う。この日は気温はまずまずだったが風が強くて尾根筋では体温が奪われるほど。途中で買って来た太巻きを食べるにも風に飛ばされないよう気を遣う。公園を一巡りして正面口から出る直前に福寿草の群落(というには少し寂しい)がある。早春の息吹を感じながら連写。公園を出た所にある個人の梅園の臘梅が見事。青空に映えていた。観梅モデルコースに沿って「吉川英治記念館」前を通って二俣尾まで歩き、駅前の雑貨店で小澤酒造の「辛口にごり酒」を買って帰る。今回、「澤の井園」は月曜休園というので寄ることが出来なかった。もうすぐ山桜が咲いたら、その時は撮影がてら利き酒を楽しめるかも知れない。


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 ちょっと深酒して寝込んでしまい、ふっと目が覚めた深更。朝を迎えたら出撃しようと準備を始める。天気予報は晴れを告げている。前回、相模川鉄橋で寝台特急富士を撮影したものの、やはり引退までに富士山と対比した写真を撮りたいのだ。場所は既に決めてある。チャンスはおそらく明日一日限りだ。
 新宿から湘南新宿ラインに乗車。大船止まりの車両なので東海道線に乗換え茅ヶ崎で下車。バスで馬入橋を目指す。バス停を間違えて二つ早くに降りてしまい、時間が迫ってしまった。間に合わないことはないが、他の列車で事前に練習するのは無理。E-3に50-200で撮る予定だったが、現地で構えてみるとちょっと近過ぎるように思えて急遽14-54にチェンジ。この交換は微妙だった。前回は待ちに待ったのだが、今回はいきなり主役が現れたので考える間もなくシャッター・ボタンを押した。撮った。撮れた。目的達成。嬉しさも満ちて来るが、やはり望遠で大きく撮るべきだったかとも。この朝は快晴だったのだが、何故か富士山の裾野にだけ雲が掛かってしまい、ちょっと残念。


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