touchの世界ではJailbreakが名前通りにブレーク中。touchがiPhoneもどきに使えてしまう(通話は無理だが)のだから、こんなに耳寄りな話はない。touchをハックするにはTiff脆弱性を突いて関門を突破する方法が広まった。具体的にはhttp://jailbreak.toc2rta.comにtouchのSafariでアクセス、Safariをクラッシュさせてから母艦であるMac/PCからターミナルなどでコマンド操作という流れだ。Windowsではtouchfreeというアプリを使えば早い。Macの場合は海上忍さんらがターミナルからのアクセス方法を記事にしていたが、かなり敷居の高いものだった。そこへiJailBreakの登場だ。13才の少年が開発したというから驚きだが、iPHUCのダウンロードからSSHの導入まで一連の作業を自動化してしまう。ZDNetの記事を参考にJailbreakしてみた。アプリケーションを起動してからは実に簡単。何度かtouchの再起動を求められるままに果たすだけでいい。そして得られた画面。
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新しく得られた環境は素晴らしい。iPhoneと同様Installerが画面に現れ、これをタップするとCommunity Sourceの各種のアプリをインストールできる。Touch Calendar Fixを入れてみた。これは便利。というか必須。touchのカレンダーはiCalと同期する機能に制限されていたが、iPhoneと同様外出先で編集することが可能に。Sketchというソフトは、文字通りtouchの画面をなぞってフリーハンドで文字や絵を入力できる。また、それをメールで送ることもできる。
iPodが誕生したあとにPodcastingというブームが起こった。これはAppleが最初から企てたムーブメントではない。コミュニティが自発的に立ち上がった結果だ。iPhoneとtouchの誕生後はHackingとJailbreakが大変なブームだ。これからいろんなアプリケーションが開発されると思う。touchの進化が実に楽しみだ。
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