オリンパス、E-3を発表

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 待ちかねたぞ、オリよ。やっと来ましたよ。久々のフラッグシップ機投入である。何しろ、2003年以来ですからねえ。オリンパス・ユーザーのコミュニティも大盛り上がりで大変。他社が次々に新機種を発表する中で、皆さんよくも耐えて来られたものだと感心。フォーサーズ規格に対する中傷も乗り越えて。
 E-3の外観について。以前から写真が流出していたので承知はしていたが、オーソドックスといえるフォルムだ。片側を削ぎ落としたE-1の革新的なそれとは異なる。自分としてはE-1の外観に惚れ込んでいるものの、否定的な見方もあるらしいので、保守的なデザインを採用したのはシェアを取るためには一理あるかとも思う。
 最大の関心はAFだ。オリンパスはOMシリーズの開発を中止、一眼レフから離れた時期があっただけにAFの技術力に難ありという指摘が多かった。実際、E-1といえど測距点は3点のみであった。最近発売になったE-410、E-510においてもそれは変わらなかったことから、幾分かは不安があった。それを一挙に覆すのが新開発の11点全点ツインクロスセンサーの搭載だ。これにより「世界最速のAF速度」を謳う。連写速度は秒5コマだ。これは実際に試してみなければ何ともいえないけれど、Promotion Videoを見る限りはかなりいい感じだ。E-1の場合、スポーツ・シーンにおけるAF精度に不安があっただけに大いに期待を抱く。特筆すべきは「最大5段分の補正効果を実現」するというボディ内手ぶれ補正機構だ。5段ってのはちょっと凄くないですか?普通はよくて3段というところだろう。室内などでの撮影に威力を発揮するに違いない。あとは高感度域がどこまで実用に堪えるかというのがポイントかな。ライブビューと2軸可動式のHC液晶モニターを搭載。オリンパスが先鞭をつけたライブビューの一眼レフ搭載も、キャノンが追随するなど常識になりつつある。いや、やはりDSLRは光学ファインダーが命だろうという向きにも視野率100%、ファインダー倍率1.15倍というE-3の大型ファインダーが一つの解答を示していると思う。
 それでは、問題の価格は?Yodobashi.comで199,800円でポイント10%還元ということだ。実質18万前後というところ。他店で17万円台というのが最安ではないか。E-1を購入したのは2005年1月。価格は11万円台まで落ちて背中を押されたのを思い出す。何時行くべきか。暫くはかなり悩みそうだ。

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