9日に博多の森球技場で行なわれた入れ替え戦で、アビスパ福岡は神戸と1−1で引き分け。アウェーでの得点を倍に換算する規定によって、神戸がJ1昇格。福岡は1年でまたJ2に逆戻りという辛酸を舐めることに。さすがに気落ちしてしまって、今日まで書く気にもならなかった。負けっぷりが負けっぷりだったこともある。京都のようにあっさり降格してしまうのもあれだが、粘りに粘った末に、たった1点が取れずに降格というのも・・・。それは今年のJ1での戦いぶりそのままともいえる。34試合で5勝17敗12分け。得点は全チーム最少の32点。一方、12分けというのはJ1最多。肝心のところであと一点が取れずに勝利を逃してきた姿が彷彿として来る。アビスパのJ1昇格を決めた松田監督を成績不振を理由に解任、その松田氏が率いる神戸にしてやられたのも皮肉だった(松田氏にしてみれば、アビスパをクビになり、拾ってもらった神戸で掴んだチャンスを再び福岡に奪われたとしたら、もっと悲惨だったかも知れないが)。
それにしても、ここ一番という大勝負に弱いですね。それは何回やってもプレーオフで勝ち上がれないホークスにも共通する悩みであるのだが。アビスパ不振の原因は、(資金不足から)しっかりした補強が出来なかったことだろう。それと監督の力量もまた大きい。例えば蔦監督の率いた池田高校。あるいは志波監督の率いた東福岡高校イレブンの圧倒的な強さが忘れられない・・・。
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