https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/31/news119.html
人工知能で白黒写真をカラーに 早大が技術開発、GitHubでコード公開
早稲田大学の研究グループが開発した、ディープラーニング応用の白黒写真の自動彩色技術。プログラムのソースコードをGitHubで公開しているというので、さっそくダウンロードしてみたのだが。その前段階でTorch7をインストールする必要があり、これも問題なく終了。しかし、実際に写真を変換する段階でつまづく。「libpng warning: Application built with libpng-1.2.8 but running with 1.6.20」というエラーメッセージが出てしまうのだ。OSはOSX El Capitanで、/usr/local/libにlibpng16.dylibがある。libpngはHomeBrewで入れた他にMacPortやXcodeが入れたものがある。それでbrewやPortでアンインストールすると、パッケージが見つからないのでインストールしなさいという。そこでbrewで入れたら元の木阿弥。luarocks install imageで入れ直しても事態は変わらない。jpegについても同様のバージョン不適合が起こる。Webで検索すると、同様のケースが多発しているようだが、まだ解決に至っていない。
そんな中、この技術を利用してブラウザから実行できるWebサービスが開設された。公開者はmecabさん。このサイトで画像をアップロードすれば、グレースケールに変換したのちカラー化した画像を表示する。それを右クリックしてローカルに別名保存すればいい。これは便利だ。というより助かりました。実際に使ってみると、そんなに待たされずにカラー画像を取得できた。その変換の精度はといえば、ケースバイケースではあるが、撮影時の色彩を再現するものではなくて、それに近づけて着色したレベルといえる。それでも当時の雰囲気を楽しむことはできるし、今後の精度向上に期待したい。
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