日枝神社

 年賀状の素材を求めて赤坂の日枝神社へ。ふつうは神社の本殿前に狛犬が控えているものだが、ここには猿の像があると知ったから。丸ノ内線の赤坂見附駅から歩いていくと、プルデンシャル生命ビルの先に神社への近道がある。ゆるい坂を登って突き当たり、右へ折れると西参道だが左手の稲荷参道に向かう。確かここに奉納鳥居がある筈だ。階段を登っていくと、果たして朱色に塗られた鳥居が連なっている。京都伏見稲荷大社の千本鳥居が有名だが、都内でもちょっとした雰囲気を味わうことができた。境内には大祓に合わせて茅の輪くぐりの大きな輪が設えてあった。

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本殿前には、なるほど二体の猿の像がある。日枝神社の巫女ブログによれば、正式には神猿像といい、昭和26年に出来たらしい。ではなぜ猿かといえば、日枝神社は滋賀県にある日吉大社の神様をお祀りしていて、日吉大社の鎮座している比叡山に多数棲息する猿が、神様のお使いとされるからとのこと。向かって右に位置するのが雄猿で、商売繁盛や社運隆昌を祈願する人が多いという。左側は雌猿で子猿を抱いている。こちらは安産や子宝を祈願する人に信仰されているらしい。土曜日だが拝殿前には行列ができていた。初詣には大変な混雑になるに違いない・・・。

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