今年も秋葉原で「OLYMPUS Photo Festa 2014」が開催された。「新製品体感フェア」という触れ込みだから、新発売のE-PL7がメインであるのは当然ながら、OM-D E-M10とファームウェアがアップグレードされたE-M1も重点的に展示されていた。特にE-M1はマイナーチェンジといっていい位、大幅な改良と新機能追加が図られているらしい。スタジオ撮影で有用なカメラコントロール、デジタルシフト、スマートフォンからのリモート撮影機能、アートフィルターの追加などなど。とりわけ気になるのが美しい星景写真が撮れるライブコンポジット機能である。星の日周運動の光跡を、ライブビューで確認しながら撮影できるのだ。数十枚、数百枚の写真を合成する形で露出オーバーを避けられるという。元々はE-M10に搭載された機能であったのだが、E-M1にも追加された。E-M10の標準レンズと25ミリで撮影したデータを持ち帰らせてもらった。
昨年はEシステムからの事実上の撤退というので奈落に突き落とされた気分だったが、その傷も癒えたような気もする(厳密には裏切られた思いが消えてはいない)。フォーサーズレンズの運用はE-5でやっているが、時間の経過と共に機材が陳腐化していく現実からは逃れられない。NikonのD750やらCanonのEOS 7D MarkⅡが羨ましくてならない。マイクロフォーサーズ機はE-P2があるきりだが、これを更新して新製品を入れるべきかどうかで葛藤が続く。
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