神代桜

 東京の桜は散ってしまったけれど、信州や東北あたりはこれからの様子。例年訪れている山梨からは、桃の花が満開だというニュースが流れてきた。笛吹市あたりから南アルプスを背景に桃畑を撮るのもいいな。しかしなぜか実相寺の神代桜が気になるのだった。開花情報を見ると「散り始め」ということだから期待してはいけないのだが、勝沼ぶどう郷の桜も眺めてみたいので中央本線普通列車の旅客になってしまった。

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高尾から115系松本行に乗車。沿線の山々には山桜が彩りを添えていた。とくに甲斐大和駅の斜面に植えられた桜並木は見事でまだ満開を保っていた。ところが一駅先の勝沼ぶどう郷の桜は半ば散ってしまっていた。甚六桜も終了。甲府盆地との気温差なのだろうか。韮崎駅から例年桜バス(甲斐駒ケ岳周遊バス)が出るのだが、今年は運行しないという。山交タウンコーチ「韮崎・下教来石線」に乗って牧の原バス停で下車、実相寺まで徒歩24分というのだが、本数が少ない。結局日野春駅で下車、ここからタクシー利用という手もあるがピクニックがてら歩いた。約70分で到着。神代桜は散りかけていたけれど、威風堂々と立っていた。平日ながら観光客も多い。境内からは水仙、桜越しに鳳凰三山と甲斐駒ケ岳を望むが、この日は気温が高く午後からは山容が霞んでしまったのが残念。