真岡鐵道ふたたび

 最近ではほとんど見なくなったレンゲ畑。千葉の大多喜では一旦廃止されたレンゲまつりが復活すると聞いた。最寄り駅は東総元ではなく城見ヶ丘とのこと。東総元ならいすみ鉄道と一緒に撮れるのだが。真岡鐵道の西田井駅の近くにレンゲ畑があったのを思い出し、ここに行こうと決めた。かつて撮ったように下りのSLに先行して待ち受ける予定だったが、なぜか接続をミス。小山から下館行きの列車に数分差で乗り遅れる失態。下館駅では発車時間が迫ったSLが待っていた。次の普通列車に乗っても意味がないのでいっそ乗るかと乗り鉄の人になる。連休中だから、もちろん家族連れで満員だ。指定席券ではなく整理券なので空席を見つけ着席できた。SLの振動は独特の味があって病み付きになる。窓から入る粉塵と匂いも郷愁を誘うものがある。

 肝心のレンゲ畑は西田井のはまばらで撮影に耐えないものだった。これは実地を踏まないと確認できない。沿線には七井駅にも撮影地があると調査ずみ。しかし去年撮れても今年また撮れるものでもない。都合で早めに田圃に鋤き込まれたら終わりだ。下車した七井駅は周辺に広い水田が広がり田舎らしい風景だった。目的地の第三風戸踏切付近には、残念ながらレンゲの姿はなく線路に沿ってポピーが咲いていた。これと下り普通列車を撮り、ちょっと離れたところから水田に映る上り列車を撮って撤収。益子の陶器市を見学して時間をつぶし、益子駅を出て北山に向かう上りのSLを小貝川鉄橋付近で撮影。

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