2010年4月アーカイブ

 蓮華を撮るのが好きだ。蓮華畑に佇んでいると、子供の頃田畑で遊んだ記憶が甦り、しばし幸福な気分に浸れる。かつては何処彼処で見られた蓮華畑だが、いざ見たい、撮りたいと思ってもそんなにはない。知る限りでは相模川の新戸河原や山梨の中央市とか。大多喜の「レンゲまつり」は有名で、一昨年は終了後刈り残しの畑を撮らせてもらった。今年は24日、25日の日程でまつりを開催。直前になって知ったがSL碓井とかち合ってしまった。既に指定席を購入済みなのでSLを優先とした。碓井峠〜姨捨駅と巡った旅から帰ってウェブサイトをチェックしていると、千葉日報の記事で今年が最後になると知った。前日、12時間以上の快速・鈍行の旅をしているだけに体がだるく、行かないつもりだったが。来年はもうないということになると撮らないわけにもいかない。疲れた体に鞭打って外房を目指した。


P4263336.jpg

SL碓井に乗る

| コメント(0)

 かつて高崎と新潟を結ぶ大動脈だった信越本線。長野新幹線の開通によってその役割を終了、今では高崎〜横川間と篠ノ井〜新潟間に分断されて存続している。その高崎〜横川間を走る「SL碓井」号に乗ってみた。機関車はD51 498で、これは後閑駅に静態保存されていたのを復元したもので、「SLみなかみ」などとしても運行されている。客車最後尾にELを連結、復路の横川〜高崎間は「EL碓井」号となる。


P4253215.jpg

姨捨駅

| コメント(0)

 飯田線伊那市駅を14時07分発の普通列車は岡谷駅に14時58分着。岡谷から長野行きに乗り換えるが接続が悪く15時33分発。ところが塩尻では13分、松本では何と21分の停車時間がある。合計70分弱のロス、これは大きい。姨捨には17時19分到着予定。撮影には実に微妙な時間帯だ。最初予定した13時04分伊那発に乗車した場合、岡谷13時55分着。直後の57分発長野行きに乗れば塩尻、松本でもロスがなく15時08分姨捨着。実に2時間以上も違うのだ。ローカル線を撮るには決定的な時間だし、15時台なら光線も悪くない。大いに後悔したのはいうまでもない。塩尻からは篠ノ井線に入る。車窓左手には鹿島槍や白馬など北アルプスの山々が見えている。西条、聖高原と進むと草深くなって来た。冠着駅はホームの桜が有名。しかし、標高が高いせいか全く開花していない。果たして姨捨駅の桜は?

_4189601.jpg

伊那の桜

| コメント(0)

 桜前線は北上中。山梨の桜もほぼ終わり、次は信州かと標的を高遠城に定めた。高遠城址公園のコヒガンザクラはその美しさと規模から「天下第一の桜」とも称され、全国的に有名。最近は旅といえばJR利用がほとんどだが、伊那方面は高速バスを使った方が安いし早い(昨秋の木曾駒ヶ岳登山でもバス利用)。午前6時50分に新宿BT発。伊那市には10時00分に到着予定。この日は快晴。中央高速の勝沼を過ぎ南アルプスが視界に入る。前日、季節外れの雪が降ったせいで雪化粧。八ヶ岳も冠雪し美しい。雪のなかった先週とは格段の差だ。これにはちょっと歯ぎしりした。JRで来ていれば、途中下車して新府あたりで桃を撮り直すケースだ。場合によっては高遠から急いで戻って八ヶ岳を撮るかも知れない。


_4189513.jpg

 土曜日に新府行きを果たしてしまったので、日曜日が空いてしまった。完全オフにして自宅作業ないし充電というのが無難ではある。しかし、熊谷あたりはちょうど桜の見頃という話を聞いてしまうと、もういけない(笑)。桜とSLは大井川鐵道で満喫した感もあり。しかるに、秩父鉄道に何度か乗っている間に「ひろせ野鳥の森」駅を過ぎた辺りからの見事な桜並木を撮るイメージが出来上がっていた。その他にも上長瀞〜長瀞間には桜のトンネルを通って来るパレオエクスプレスを正面から狙えるポイントもある。というので出撃だ。ルートは池袋から東武東上線急行で小川町まで行き、寄居行きに乗り継ぐという初めてのもの。武蔵嵐山あたりの風光明媚な土地柄が気に入ってしまった。寄居駅には既に三峰口行きのパレオエクスプレスが待機中。やがて煙を黒々と吐いて出発して行った。


P4113086.jpg

新府桃源郷

| コメント(0)

 山梨は桃と桜が満開。中でも新府城址周辺の桃源郷は開花が最も遅く、桜にちょっと遅れたタイミングで盛りを迎える。4月11日、新府共選場を会場に「新府桃の花見会」が開催される。それに合わせ、JRでも「駅からハイキング」の設定があって、これに参加の予定だった。けれど前日朝の天気予報でチェックしたところ、11日は終日曇天の予想。しかも夕方からは雨ということで、急遽日程を前倒しして10日土曜日に出掛けることにした。ハイキングに参加の場合、早朝の甲府行き普通か9時台のホリデー快速「ビューやまなし号」に乗る予定。しかし急な変更だから撮影機材などの準備で手間取ってしまった。乗換案内で調べると特急に乗っても高尾から普通で行った場合と40分しか違わないので、鈍行で行くことにした。


_4109315.jpg

 中央線東中野駅近くに桜の撮影スポットがあるのは知っていた。列車と絡めて撮れるのだが、地元でありながらこの時期は遠征など他の地域で撮ることが多く、行ったことがなかった。桜も散りかけだが、時間を都合して出掛けてみた。

P4063032.jpg

磐越西線の旅③

| コメント(0)

 会津若松15時25分発の「SLばんえつ物語」号は喜多方15時48分着。新潟には19時00分到着だから最長3時間半の旅程だ。これだけ乗ると実に乗り応えがある。喜多方からは2時間あまりの旅。入線後ひとしきり機関車を撮り終えると、すぐに発車時間。客車内はレトロな雰囲気を醸しながらも設備はモダン。空調なども行き届いており、売店や展望車も連結する。この点はクラシックな客車の大井川鐵道とは違う路線だが快適だ。


P4042933.jpg

磐越西線の旅②

| コメント(2)

 次はいよいよ本日の主役、「SLばんえつ物語」の撮影だ。これを撮るポイントとして山都駅近くの一ノ戸川橋梁にするか、塩川〜及川間の会津磐梯山を背景にする地点にするかで迷った。磐梯山にも惹かれたものの、雪山バックは既に撮影したこともあって、有名な一ノ戸川橋梁を選択。日出谷から山都までは阿賀野川に沿って線路が走る。実に美しい、日本の原風景といった感じの路線だ。


P4042904.jpg

磐越西線の旅①

| コメント(0)

 「青春18きっぷ」も房総と大井川鐵道の旅で3枚使用。残りの2枚を使い切るために、新宿発の臨時夜行快速「ムーンライトえちご」に乗った。目的は今年も4月3日から運行開始された「SLばんえつ物語」の撮影と乗車だ。高崎までは別に購入した切符を使用。0時を過ぎてから最初の停車駅である高崎から4枚目を使用開始。高崎では14分の停車時間があり、この間に臨時となった夜行急行「能登」が入線して来る。車両は485系6両。見慣れたボンネット型でないのが悲しい。


P4032854.jpg

桜と大井川鐵道②

| コメント(0)

 奥泉の朝はウグイスの鳴き声で目が覚めた。二日目の計画は思案しどころだった。初日に桜とSLが撮れたという前提で、昨秋行きそびれた関の沢鉄橋を撮るのも一案。しかし、アプトラインの本数が少ないため、接岨峡温泉で下りて山道を歩き撮影、次の接続を待っていると結局東京着が19時過ぎになってしまう。これを却下し、今回は桜駅とSLにターゲットを絞ることに。ただ、せっかく奥大井まで来たからには寸又峡を見ておきたい。実は3月末まで島田市・川根本町に宿泊する人を対象に大井川鐵道のフリー切符が2,000円割引きという企画があった。各駅を乗り降りする鉄ちゃんには願ってもない話。大井川鐵道全線(バスを含む)のフリーきっぷや鉄道のみのフリーきっぷの他、「寸又峡フリーきっぷ」というのもある。これは大井川鐵道本線(金谷〜千頭)と南アルプスアプトライン(千頭〜奥泉)、寸又峡温泉行きバス(千頭・奥泉〜寸又峡温泉)が二日間乗り降り自由で3,870円というもの。これが宿泊先の証明があれば1,870円で購入出来る(金谷駅)。当然このきっぷを利用。フリーきっぷがなければ幾らかかるか分からない。


P3292734.jpg

桜と大井川鐵道①

| コメント(0)

 鉄道と桜を撮るなら、関東近辺で一番早いのは静岡ではないだろうか。昨秋、紅葉を追っ掛けたのと逆のパターンだ。狙うのは大井川鐵道。沿線にはいくつも桜駅があるので有名。桜のトンネルの家山とか。前回は往路新幹線利用で日帰りだった。今回は「青春18きっぷ」を使う。鈍行で東京〜金谷往復はかなりキツい。大井川鐵道にも乗るからほぼ一日中乗りっぱなしということになる。それで奥泉の民宿に一泊する予定を組んだ。


_3289009.jpg

2019年10月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アーカイブ

Powered by Movable Type 7.0.1