東京文化財ウィーク2022の一環で、日野市にある高幡不動尊金剛寺がテレビで紹介された。絹本着色弁財天十五童子像とともに、木造不動明王及二童子像とあるのが気になって出かけてみた。高幡不動は2013年、紫陽花の季節に訪れて以来。仁王門をくぐり、不動堂を回った先の奥殿に展示はあった。拝観料300円を納めて入場。大日如来像や刀剣、古文書のほか新撰組ゆかりの地ということで、土方歳三の展示を見て歩く。最後に拝むのが不動明王。丈六というだけに圧巻だった。矜羯羅童子制吒迦童子を従えて堂々の存在感と威厳を示す。しばし見惚れる。前回と同じく、山内八十八ヶ所巡拝路のお地蔵さんも撮りたいのだが、午後から出かけたので既に陽は傾きはじめている。巡拝路は山の中だから光も回らない。大急ぎで山道を登った。
山はそこそこ紅葉しているのではと想像していたが甘かった。こちらが色づくのはまだまだこれからのようだ。坂道を登りつめて見晴らし台に至る。なかなかいい眺望だ。列車の走行音がするので見ると、多摩モノレールが走っている。俯瞰でちょっと撮ってみようと望遠レンズに切り替えて撮影。引き続きお地蔵様を見て回るうちに八十八ヶ所も終わりに近づく。すこし赤くなった椛を撮ってから帰路についた。
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