朝の月

 東京で初日の出を拝んで、ふと振り返ると西の空高く月が浮かんでいた。ほぼ満月に近く、大気も澄み切っていたせいか美しい。朝に見る月というのは幾らか間が抜けた印象がないでもない。けれど、文学的に見れば後朝の別れの後、自宅へ戻る途中で有明の月を眺めて歌を詠む場面があったりして、それはそれで風情があるというものだ。右は月齢20.4の今朝の月。

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