CP+2019

 春の気配が匂う横浜みなとみらい。今年のCP+のメインストリームは「フルサイズ・ミラーレス一眼」と言ってもいいんじゃないかな。勿論オリンパスはE-M1Xを一押しだし、RICOHは新しいTHETAを出してきた。それでもフルサイズ人気は上昇中だし、これまでフォーサーズ陣営の一翼を担ってきたパナソニックが「LIMIX Sシリーズ」を引っさげてフルサイズのジャンルに殴り込み?をかけて来たのは衝撃だった。何はともあれ触っておくべきでしょう。というのでパシフィコ横浜の展示会場に入るやパナのブースにまっしぐら。S1R/S1の体験コーナーは行列ができていて30分待ちということだが最後尾に並ぶ。S1の方の列に入ってしまったがまあ、これは問題ない。フィーリングだけでも掴みたい。やっと順番がきたが自分のSDカードに記録するのは遠慮して欲しいとのこと。ボディは他社比で大柄かと思えるが、重いという印象はない。レンズは24-105 F4がついていた。モデルさんの顔に合わせて自動認識AFをチェック。追従は悪くない。連写モードもそこそこ快適。レンズを交換できるので70-200 F4と50 F1.4をそれぞれ試してみた。これらはLEICAブランドだ。

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去年のLUMIXブースでは新発売のG9 PROを静止画のフラッグシップ機という位置づけで推していたのを考えると複雑な気がする。パナのユーザーも二重マウント問題を抱えることになってしまった。来年の五輪を睨んで、プロに訴求する画質を考えたということだろうか。一方のオリンパスはM1Xを打ち出してマイクロフォーサーズをブラッシュアップする作戦に出た。両者の考え方の相違が現れた格好だ。次に向かったのはキヤノンのブース。この際、各社のフルサイズにタッチしておきたい。しかしどこのコーナーでも行列は必須。そこで裏技だがジオラマのコーナーでEOS Rに触れる。レンズは24-105がついていた。これで鉄道模型を動体撮影。EOS Rのハンドリングはいい感じだ。ニコンブースでは一段高い望遠撮影のコーナーでZ7を体感。レンズは600ミリのバズーカ。最後にソニーブースでαⅢを手に取ってモデルさんを撮影、瞳AFをチェック。いずれのメーカーもフルサイズ・ミラーレスに注力しているだけに甲乙つけ難い印象を受けた。

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