Monologue

　またまた銀塩カメラを購入してしまった。機種はPENTAX SPOTMATICで、往年のベストセラーモデルだ。持っていたS2が使えなくなって、Mマウントレンズが宙に浮き、困っていた。何気なく中野フジヤカメラのジャンク館（今はブロードウェイの早稲田通り側に移転している）に寄ったところ、何台かSPがあって吸い寄せられてしまった。S2の代替機として、シャッター幕が一番綺麗なモノをゲット。シャッターの感触も悪くない。

家に持ち帰ってチェックしてみる。露出計は動作していない。電池蓋を外そうとするが、固く締めてあってどうにもならない。こんなのは初めて。ふつうは硬貨で回せば外れるのだが。ツールボックスを漁って、ちょうどいい厚さの金属片を発見。これを咬ませてプライヤーを捻ってやっと外した。H-Bと刻印があるMR-9水銀電池が入っている。調べてみるとLR41かSR41が使えるらしい。電池とスペーサー代わりのOリングを購入、セットしてみたが針は振れなかった。内部の接触が悪いのだろうか。これは今後の課題だ。露出計は別にあるので、とりあえずは問題ない。フィルムを入れ、古本まつりで人出の多い御茶ノ水駅界隈を撮影。その結果報告は次回に。