「上野発の夜行列車 降りた時から」と、歌謡曲の歌詞にもなった寝台特急がすべて姿を消すことになった。そのカシオペアのラストランを撮るべく、向かったのは王子駅南の第2王子踏切。すでに先行者のグループがいたが、混ぜてもらって一角を確保。待つうちに次第に撮影者の数が増えてきた。JRの職員も何人か配置され、不測の事態に備える中、カシオペア特有の警笛が聞こえた。トンネルから出てくる最後の勇姿を連写。すると、一連の撮影中一瞬指がシャッターから離れた。再度連写したタイミングには直前に来てしまっていた。画像をチェックしてみると、運転席の一部が切れる失態。痛恨のミスというべきだなあ。一応、その前の連写中に記録したデータは生きているけれど。
達成感もうすく、モヤモヤした気分を引きずって王子駅に戻る。このまま帰るのも癪だが、飛鳥山公園の桜もまだ早すぎる。荒川線の線路際に立って、往来する都電を撮影。最新の8800型と旧塗装に塗り替えられた7022型の車両の対比が印象的。
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