皇居乾通り

 天皇陛下の傘寿を記念して催されている、皇居の乾通り一般公開。春季のそれは、東京駅から向かったところ3時間待ちと聞いて忽ち挫けてしまった。しかたなく東御苑を散策してお茶を濁したのだったが(それはそれで楽しめた)。秋季の公開は、もはや冬季にかかっているし、紅葉も終盤であるのでかなり微妙と思われた。しかしこの機会を逃すと次回はなさそうでもあるので、迷いに迷ったあげく参加。土曜日は人出も多いに決まっているが、抜けるような青空なので心が躍った。初日に参加した人の情報で桜田門から攻めるのが最短と聞いたので、丸ノ内線の霞ヶ関駅から向かった。桜田門付近は渋滞もなく、順調に通過。皇居外苑で1~4レーンに並ばされるのだが、30分位はじっと待ったものの、以降はゆっくりと列が流れていく。警備当局も慣れたせいか、システマティックに進行している感じ。手荷物と軽いボディチェックをクリアすれば、やがて坂下門に至る。

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紅葉はさすがに盛りを過ぎてしまっているが、そこここに綺麗な木も残っていた。江戸城址の櫓や石垣、濠と組み合わせて撮ってみると悪くないのだった。宮殿や宮内庁庁舎の前を通りすぎ、蓮池濠から富士見多聞、道灌濠とたどるとあっという間に乾門に至る。帰りは北桔梗門から大手門方面に抜けることにした。天守台跡から本丸跡に歩いていく途中にジュウガツザクラとフユザクラが咲いていた。青空バックに薄桃色の花弁を撮った。

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