紅葉の季節に一度行ってみたかった西沢渓谷。ZD12-60のポテンシャルを知る意味もあって探索することにした。JR利用なら塩山か山梨市からローカルバスだが、結構時間がかかる。そこで今回は新宿発のバスツアーに参加することにした。これなら乗り換えの心配もなく、帰りに温泉入浴までついてくる。
連休中は中央高速の大渋滞が予想されたので、週明けに予約。京王プラザ横を発車した満員のバスは3時間弱で目的地に到着。広瀬ダム周辺の紅葉はまさにピークを迎えていた。現地滞在は約5時間だから西沢渓谷一周(約10キロ)には十分。西沢山荘を過ぎ、二俣吊り橋を渡ると山道に入った。ハイキングコースとはいうものの、軽登山くらいの運動量はあるから十分な装備が必要だ。三重の滝、人面洞から竜神の滝と大小の滝が連続して美しい。渓谷美を満喫しつつも三脚を立て撮影して回るから遅れがちになる。恋糸の滝から母胎淵と進み、方丈橋を過ぎて急な登りを越えると七ツ釜五段の滝。西沢渓谷の主役とのご対面、しかし滝周辺の紅葉は色褪せていた。これはちょっと残念。渓谷入口とは300メートル近い標高差があるからやむをえない。先週がピークだったらしい。それでも旧森林軌道をネトリ大橋へ向かって下る山道は暖色系のグラデーションに包まれていた。
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