澤乃井蔵開き2014

 小澤酒造の酒蔵で年一度開催される、新酒まつり「澤乃井 蔵開き」に参加。一昨年以来二度目である。最大の目的はこの季節限定出荷の「しぼりたて一番汲み」を入手すること。これは生酒なので通常の「しぼりたて」と違って酒販の流通に乗らない。一部の酒店が蔵元で直接買い付けるだけである。これを売店で買って、あとは渓流沿いに歩いて写真を撮るつもりでいたが、満喫チケット売り場に吸い寄せられ、利き猪口のプリントが(前回と)色違いだなと気づくとしぜんと手が伸びていた(笑)。

PA254261.jpg PA254284.jpg

30分ほど行列に並んでから入場。入り口付近の「しぼりたて」を美味しく頂くが、「純米本地酒」「大辛口」「純米吟醸蒼天」と続くともういけない。ツマミ類は持ち込み禁止だから、短時間で続けざまに日本酒が体内に入り、すっかり出来上がってしまう。全部で12種類あるのだが、後半はもう味もよく分からない。ちょっと味を見て、残りは捨てればいいのだが、貴重な酒米から作り上げる労苦を思うと躊躇されるのだった。時々ある仕込み水で舌を洗い、最後の柚子酒「ゆずほ」を空けると酔いが回ってしまっていた。

PA254278.jpg PA254286.jpg