福岡グルメ

 福岡に帰る愉しみの一つが食事。博多湾の彼方、玄界灘の荒波にもまれた魚もおいしい。昼食に選んだのは豚骨スープの博多ラーメン。いささか定番すぎる嫌いはあるが、紅生姜をのせ、胡麻をふってはふはふ啜ると細胞に沁み渡る気がする。法事のあとは会席料理で精進落としという運びに。そして二日目の昼食は春日市の「武蔵そば」を訪ねた。板そばもいいのだけれど、店名を冠した武蔵そばを注文。とろっとした濃いめの熱々の出汁が寒い日にはうれしい。揚げ出し豆腐をかじると、中にはたっぷり柚子胡椒が入っていてけっこう辛い。大根おろしもよく合う。サイドメニューとして頂いた五島産の鯖寿司もさっぱりしている。

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最終日は用事もないので、レンタカーで糸島半島を目指した。天神北から都市高速に入る。博多湾に沿ってなめるように高架がつけられているので素晴らしい展望がえられる。右手には能古島、左手には福岡ドームやタワー、福岡市街を望む。今宿バイパスから福岡前原道路を経て、約50分で加布里漁港に到着。ここにあるカキ小屋「住吉丸」が目的地だ。小屋といってもビニールハウスのような建物で、三月まで設置されている仮設のものだ。日曜の10時半すぎだがほぼ満席で、われわれが着席するとすぐに埋まった。客はコートを脱ぎ黄色のジャンパーを借りて炭火を囲んで座る。いろいろメニューはあるがメインは焼き牡蠣で、特大・大・中サイズをオーダー。数は8-12個で、平たい方を下にして並べふつふつしてきたらひっくり返すとやがて口が開く。ポン酢も用意してあるが塩味だけでもうまい。焼き牡蠣を堪能したらかきシュウマイとかきごはんを頼んで締めた。まっすぐ帰っても時間が余るので、北に向かい芥屋から二見ヶ浦と海岸線をぐるっと回って今宿経由で福岡空港へ。

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