MT5

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 Movable Typeのバージョンを4から5にアップしてみた。MT5のリリースが2009年11月。ずっとスルーしていたが、時間が空いたので思い切って。けれど、案の定トラブルに見舞われてしまった。試練の連続というよりも、雨嵐というべきで。3から4に上げた時も大変だったが、そんなものではなかった・・・。
 

 MTの運用にはさくらインターネットのサーバーを借りていて、データベースはMySQLを使っている。MT5のドキュメントによれば、MT4からバージョン・アップするには、アプリケーション・ディレクトリとスタティック・ディレクトリ、それにブログ・ディレクトリをFTPソフトでローカルPCにコピー。次にMTのバックアップ機能を利用して、ブログをバックアップ。そして、DBであるMySQLのバックアップをしなくてはならない。とりあえずDBのバックアップから始めた。従来利用していたMySQLのバージョンは4.0だが、MT5がサポートするのはバージョン5.0以上。さくらでもMySQL5.1が使えるようになっているが、スタンダードの場合DBは1個しか持てないので、元のDBを削除しなければならない。そのために管理ツールであるphpMyAdminでログイン。自分のDBからエクスポートを実行。これは前回もやったので安心していた。オプションもデフォルトでいいと信じていた。そして、エクスポートしたファイルをDLしたのを確認してから、おもむろにDBを削除。ちょっと緊張した。その後新規にDBを作成し、MySQLのバージョン5.1であることを確認。
 phpMyAdminにログインして、DLしたファイルをインポート。ここで、何とエラー発生。何度やり直してもダメ。エクスポートで「長いINSERT文を作成する」オプションにチェックを入れたままだったのがまずかっただろうか?ネットを検索すると、似たようなトラブルの報告があった。そのサイトによると、「大容量のデータはphpMyAdminがエラーを出してインポートできないので、SSH接続してコマンドで直接インポート」しなければならないとのこと。大容量といってもDLしたファイルは11MBほどなのだが。エクスポートの際も「生成するクエリの最大長」が50000(デフォルト)になっているのを100にしてSQLファイルを作成するというワザも出てきたが、後の祭り。
 SSH接続なんてやったことがない。Macでやるならとりあえずターミナルかと思って新規リモート接続してみるが、すぐにタイムアウトになってしまってうまくいかない。結局、さくらでも推奨されているクライアントというのでPoderosaを使うことにする。Windowsは外付けHDDに入れてあるOS10.5上のParallels Desktopで動作するXPしか持っていない。再起動して仮想化ソフト上のXPにPoderosaを入れる。サーバにログインして、以下のコマンドを打つ。

 mysql -h mysql★★★.db.sakura.ne.jp -u アカウント -p アカウント < data.sql

 ★★★は新しいDBのホストアドレス。ところが、これを実行するとエラーを返されてしまう。すでにDBがあるというのだ。ネットで調べてみると、sqlファイルにCREATE DATABASEという一行があるのが原因と分かる。そう指摘するサイトによれば、行頭をコメントアウトすれば解決するという。で、実行。しかし、またエラー。syntax errorを返されてしまった。マニュアルをよく読めだって。そこで詳しく読むと、CREATE DATABASE IF NOT EXISTSと言う文例を見つけた。 [IF NOT EXISTS]を入れることで、重複してDBを作りに行くのを避けられるのだ。エディターでsqlファイルを修正。既にサーバにあるファイルを削除して入れ替えるために、FFFTPをインストールしてアップロード。そして、Poderosaでコマンドを入力。パスワードを求められるのでDBのパスワードを入力。しばらく待つとプロンプトが出る。これはインポートが無事終了した合図ということで、さくらのコントロール・パネルで確認。DBの使用量は11MBほど。そこでMTの編集画面にログインして確認すると・・・何と、今度は文字化けだ!試練の時は続く(笑)。

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