博多ぶらぶら

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 法事のため実家のある福岡に帰った。明くる日曜日、せっかくだから久しぶりに宝満山に登ろうという話が、兄弟間で出来上がっていた。宝満山は福岡市の南方、太宰府市辺りに位置する。標高829メートルとさほど高い山ではないが、表参道にあたる竈門神社の登山口からは標高差680メートルというからかなりキツイ登山だ。多くの部分を階段が占めており、これに音を上げる人も多い。しかし頂上からの展望は素晴らしく、遠く福岡市街や玄界灘にまで至る、360度の景観が広がる。地元は元より広く福岡の人々に愛されてやまない山で、登山者もかなりの数に上る。


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 この日、天気予報では曇りで午後からの降水確率も高かったものの、実際には晴れ間が覗くことが多く、気温の高い日であった。前回登ったのは何時だったかはっきりしない。中学か高校生の頃であったのは確かという位昔の話だから、登頂してみると感無量だった。
 帰りも正面ルートを辿り、竈門神社に下りて来た。かき氷を食べて喉を潤すと二日市温泉に向かった。途中、太宰府政庁跡の公園を過ぎた。二日市温泉にはいくつか立ち寄り湯がある。中でも「博多湯」は創業万延元年(1860年)という源泉掛け流しのお湯だ。最近リニューアルされたようだが、柳の並木と共に風情ある佇まいを見せている。入湯料はわずか300円と、銭湯よりも安い。それでいて二階には横になって休む空間もある。残念ながらアルコールは置いていない。
 帰宅後、当日帰京する兄を見送ると姉と博多に出た。中州界隈の屋台でちょっと飲んで、最後はラーメンで締めようという算段だ。中州大通りのふくやを過ぎた路地を覗くと、一口餃子で有名な「宝雲亭」の看板に明かりが点いていた。日・祝日定休とHPに記載があるので期待はしていなかったのだが。店に入り、焼き餃子や水餃子を楽しむ。水餃子はスープの底にフォーが沈んでいた。ビールでちょっと酔って、春吉橋あたりの屋台を冷やかしてみた。ここは那珂川沿いに屋台が並んでいて、川筋にあるテーブルが気持ちいい。今の季節なら夜風にあたりながら焼き鳥をつまんだりするのもいい。豚骨ラーメンの「一竜」などもある。よほどここで飲んで行こうかと思ったが、下川端の昭和通り沿いにある「俵ちゃん」まで足を伸ばした。年配のおばさんがやっている店だ。ここで冷や酒とどて焼き、塩ホルモンなどを試してみた。「メン玉」とメニューにあるので何かと尋ねると、明太入りの卵焼きとのこと(笑)。〆は焼きラーメンということで。山に登り、温泉に浸かったあとで飲んだのですっかり酔いが回ってしまった。
 翌日、14時ちょうどのANA便で帰京の予定。昼食は平尾の天ぷらといきたいところだが、今回は鉄にはまったせいで折尾駅の駅弁「かしわめし」が気になっていた。折尾駅では今でも立ち売りしているというからそれを撮りに行こうとも思ったが、博多駅のコンコースにある「驛辨當」で売っているという情報を得て向かった。首尾よくこれをゲット。さて、どこで食べるかが問題。そういえば博多から博多南駅まで新幹線で安く行けるのを思い出し、これに乗ることに。わずか580円(乗車券・自由席特急券)で往復出来るのだ。博多南は新幹線の車両基地がある駅で、那珂川町にある。この附近の住民は、定期券を買うなどして気軽に都心に通勤出来る。これは住民の要望を受けての措置だが、それに応じたJR九州の配慮にも感心する。博多〜博多南間はわずか10分。この時間に車内で駅弁を完食するのは難しい。景色も見ておられない。往路は無理で、博多南駅発の列車が入線して発車時間を待つ間に大半を食べ終え、走行中に残りを食べた。車窓左には那珂川が流れ、「市民の森」がある油山の風景も広がる。結構な眺めなのだった。

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